蘇州博物館西館はコロナ過の2021年9月末に開館しましたが、
開館してから今まで一度も行ったことはありませんでした。
建物はドイツのGMP設計事務所が設計したそうです。
私はこの業界のことは全く分かりませんが、中国国内で様々な建築に携わっている会社のようです。
入館は無料ですが、登録(予約)と身分証が必要です。
入り口にあるQRコードを読み取って登録できます。(パスポートにも対応しています)
予想に反して、来館者はとても多かったです。
学生さんが最も多いのかと思いますが、お年寄りや子供連れで来られる方も結構います。
蘇州博物館西館は、夏になると夜も開館しています。
館内は、通史陳列、蘇作工芸館、国際交流館、探索体験館の4つのエリアに分かれています。
1階は通史陳列エリア。おそらくここは常設展示なのかと。
1200点以上の文化財が展示されており、その中の150点ほどは重要文化財だそうです。
太湖周辺で発掘された旧石器時代の物から清代まで、
長い歴史に沿って、土器や陶器、玉器などが展示されています。
2階にあるのが、蘇作工芸館と国際交流館。
蘇作工芸館の展示面積は 2280平米あります。
大昔から現代までの玉彫り、竹彫り、家具、刺繍、着物など、
様々な蘇州の伝統工芸品が並んでいます。
国際交流館は、主に海外の美術品やレプリカなどが展示されているようです。
昔、教科書で見たことがあるような像などがありました。
展示物は自由に写真を撮って構いません。
資料を片手にじっくりと展示物を見て、写真を撮っている方も見かけました。
蘇州博物館西館で、最も人が多い場所は地下1階です。
今は、吹き抜けの場所に恐竜の骨格模型が置かれています。
探索体験館は、季節や天候を問わず子供たちが遊べる場所なので、
親子連れや、孫を連れたおじいちゃん、おばあちゃんで大賑わい。
親子で何か描いたり作ったり、勉強したりもできますし、
ミニ屋内遊園地のような遊び場があったり、子供たちが楽しめるようになっています。
また、地下1階には定食や麺類のある食堂と、軽食と飲み物のあるカフェテリア風の店があります。
食事時間帯を外すと食堂の方は注文できないかもしれません。
たぶん2軒とも値段はそんなに安くはないかと思います。
ちょっと覗いてみると、麺類が35元~、弁当風の定食が45元~ぐらいのようです。
入館に実名認証登録が必要なのがちょっと面倒ですが、
蘇州博物館本館のように入場が行列になるようなことはなさそうな感じです。
館内には展示物の説明をしてくれるガイド(学芸員さん?)もいます。
料金は、中国語の場合、2時間で200元から、英語は300元からのようです。
ガイドさんの説明を受けながら見学されている方も結構多かったです。