アイスホッケー雑誌「Breakaway」の大学選手名鑑号を見て、チョッと気になる事があったので書いてみます。その前に東洋大学の運動部の「強化指定部」の選手の採用の仕方を少し復習しておきます。
長い事、東洋大学は各運動部毎に、学部単位で選手を入学させて来ました。例えば・・・・
相撲部:法学部
男子陸上部:経済学部
女子陸上部:食環境科学部
野球部:経営学部
ボクシング部:経営学部
スケート部:社会学部(スピード・フィギャア・アイスホッケー)
男子サッカー部:国際学部
女子サッカー部:食環境学部 などです。
但し、近年はライフデザイン学部の健康スポーツ学科(中学・高校の保健体育の教員免許状取得可能)や川越キャンパスに総合情報学部が出来た事により、上記の学部毎に入学させる構図がやや崩れかけてきました。総合情報学部は理系学部ではありますが、文系学生のための入試やカリキュラムがあり、特に川越キャンパスを練習拠点とする、陸上部・野球部・ラグビー部などは総合情報学部の学生が急激に増加しました。川越~白山までは片道1時間半掛かるので、通学時間が短縮されます。
さて本題ですが、現在のアイスホッケー部は総勢28名、27名は社会学部在籍で、今年スポーツ推薦ではなく一般入試(指定校推薦なのかAO入試なのか、普通の一般入試なのかは不明)で1名入学しました。学部毎に選手を入学させるので、顧問(部長)もその学部の教授や准教授が就任するのが常です。アイスホッケー部も部長・副部長は社会学部の教員ですが、今年から女性のライフデザイン学部の准教授が1名赴任しました。彼女はライフデザイン学部・健康スポーツ学科の准教授で、今年入学した一般入試組の選手と同じです。ライフデザイン学部に選手が1名入学したので、所属学部から副部長を出しただけなのなら理解出来るのですが、別な理由があるのかどうか疑問に思っています。
それは近い将来、アイスホッケー部所属選手はライフデザイン学部(おそらく健康スポーツ学科)に配属される前触れではないのかな?・・・と。
アイスホッケーはマイナースポーツだけに、選手層も薄く母校や強豪校の監督になるにしても教員免許が必要です。健康スポーツ学科は体育の教員免許が取れるので、そっちの方が教員に成りやすい?
社会学部では(地歴・公民の免許は取得可能ですが・・・)
強い部活に所属しながら必修単位の他に、「教職」の単位も取得する事は大変な努力が必要です。このまま社会学部で存続するのか、ライフデザイン学部に移行するのか、いずれにしても教職志向の選手は頑張ってくださいませ!