雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

古代史の本 モース、E・S『大森貝塚』岩波文庫、岩波書店、1983年

2013年03月02日 20時35分07秒 | 古代史の本

古代史の本 モース、E・S『大森貝塚』岩波文庫、岩波書店、1983年

 帯に「日本考古学の第1歩というべきこの大森貝塚発掘の報告書は、モースの透徹した科学的精神をみごとに体現し、今にわれわれを圧倒する」と書いてあります。

 1877年、アメリカ人のモースさんは日本に来て1877年(明治10年)に東京の海岸で汽車から「貝塚」を見て、発掘を計画しました。

 たんに発掘しただけなら、単なる「遺跡マニア」「考古学ファン」ですが、モースさんは、その発掘の報告書を図版も含めて、日本語と英語で作成し発表したことです。

 その報告書が、現代のわれわれに、この岩波文庫で残されました。

 あのニセ「旧石器時代石器遺跡」のうち、どれくらい報告書が残されているでしょうか。報告書が残されていてもウソ報告書ですが。

 このモースさんの報告書が、現代の用語「縄文時代」「縄文土器」の初出であることも、強く強調されていいと思います。

 ぼくが持っているのは、1983年1月の第1刷のすぐあと、2月の第2刷ですが、今(2013年)増刷されているのでしょうか?ということで、ネットで検索してみたら、今日も定価で販売されています。買えますので。


雨宮日記 3月1日(金)夜 雨の後は大風、波乱ある「弥生」の始まり

2013年03月02日 05時07分38秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 3月1日(金)夜 雨の後は大風、波乱ある「弥生」月の始まり

 今日は、1954年(昭和29年)に太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験で静岡県焼津市の漁船第五福竜丸が放射能で被曝した日です。

 則子さんは「3・1ビキニデー集会」に参加する予定でしたが、頭が痛くて午後は寝ていました。「昨日、バイクで外を走りすぎたのかも」と言ってました。脳に何かあるのではないか、とちょっと心配です。

 そして、今日は戦前の大日本帝国が強制的に併合した朝鮮の人民が「独立」運動に立ち上がった「3・1独立運動」の日です。

 韓国の新しい大統領が、日本の麻生特使に言った言葉、今日の独立記念式典で語った言葉、2つとも、とてもいいです。みなさん、新聞やネットで自分の目で読んでみてください。

  ☆

 今日は雨でした。夜中の、ボクが仕事に行く頃は、止みました。まだ曇りで、満月の後の月が雲を透かして光っていました。

 早朝になると、急に、強風が吹いてきて、「春の嵐」でした。紙やゴミが道路の上を舞っています。車を運転していてハンドルが取られそうで、低速でゆっくり運転しました。

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 「イギリス詩人の父」というジェフリー・チョーサー(1343年生まれ、1400年没)はその著書『カンタベリー物語』の冒頭で、こう歌っているそうです(ネットから引用)

 「4月がそのやさしい雨を、3月の乾燥した根まで滲み通らせ

 すべての葉脈を樹液で潤し、その力で花を開かせるとき」

 『カンタベリー物語』は、岩波文庫で「完訳」版で、上・中・下、3巻で出ています。

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 まだ「春は名のみの風の寒さ」ですが、「草の葉」は緑が増えて生き生きとしてきます。