本と映像の森 246 三上延さん著『ビブリア古書堂の事件手帖 4』<メデイアワークス文庫>、アスキー・メデイアワークス、2013年2月22日初版発行、文庫版、326ページ、定価本体570円
テレビドラマの「ビブリア古書堂の事件手帖」が、いよいよ「最終章」に入りました。たぶん、来週と再来週の2回で完結でしょうか。その内容が、この文庫版では「4」です。
この本を読んで始めて分かったのは、テレビドラマでは「栞子の弟」ですが、原作では「栞子の妹」です。テレビドラマでは「弟」の存在感は薄いですが、原作小説の「妹」は、もっと存在感があって、ごうらくんと栞子さんの「関係」を論評したりしています。
この「4」は、父の江戸川乱歩コレクションを持っている女性からの依頼と、初めて実際に出てくる「栞子の母」が出てきて、すごく面白いです。
内容を書くと、テレビドラマの「ねたばれ」になってしまうので、今は書きません。
この小説の内容を、どうテレビドラマで映像にするのか?ドキドキします。
月曜日、午後9時から。テレビは、たぶん、あと2回で完結です。小説は、もう1冊くらい続くのかな?
なお初歩的な話ですが、「江戸川乱歩」=「エドガー・アラン・ポー」です。
萩尾元都さんの吸血鬼の傑作マンガ「ポーの一族」の主人公たちは、「エドガー」と「アラン」です。