雨宮日記 3月24日(日) 次女と豊橋へ「鬼展」を見に行きました
前からの約束で、お昼頃、次女と2人で家を出て、豊橋市美術博物館に「鬼展」を見に行きました(今日がその「鬼」展の最終日でした)。三浦橋から、黒と白のオオバン20数羽が今日も見えました。
浜松駅前におりたら、ちょうど「浜岡原発はいらない浜松の会」の人たちが毎週1回、日曜日昼間の1時間やっている署名行動に遭遇、友人たちにあいさつしました。
遠鉄電車(120円)→JR東海道線(650円)→豊橋市電(路面電車)(一律150円)で豊橋公園前で下りて、すぐでした。「鬼展」は、700円。
展示は、日本の歴史の中の「鬼(おに)」を寺院の「鬼瓦」から始まってたどっていって、鬼たちのいろんな絵や彫刻、多数の鬼の面など、非常に興味深かかったです。
そして、後半は、地元の愛知県から静岡県の山奥に分布する「花祭り」の「鬼の面」や祭りの写真を展示していました。
いろいろ考えの出発点になりました。また考察が深まったら書きます。
思ったのは、「本来、鬼は「鬼」なのか?」ということです。つまり「善神」と「悪神」ですが、いったい「誰」にとっての「善神」「悪神」なのか、という問題です。
次女は「百鬼夜行図」に興味を持っていて、実物を見たかったそうです。
直感ですが、日本仏教のなかの「地獄の鬼」と、中世~近世の「百鬼夜行図」の「鬼」と、花祭りの「鬼」とは、同じ漢字で「鬼」と書いてあっても、それぞれまったく別のもので、混同してはいけないのではないか、と感じました。
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鬼の面や花祭りの面は、ばかでかくて「重いだろうな」というものや、小さくて「顔が隠れるのか?」と疑問なものまであって、宮崎駿さんの『千とちひろの神隠し』に出てくる「カオナシ」にそっくりのものもありました。
1階に下りて、受付カウンターで資料を探したら、おもしろそうな本があったので、つい買ってしまいました。まあ、博物館などへ展覧会を見に行く、もうひとつの楽しみがこういう資料探しですね。受付のお姉さんが、ちょっと素人で、現物がどこにあるか、あっちを探し、こっちを探し、裏へ探しに行き(そのあいだ、カウンターは無人に)、すこし時間がかかりましたが買えて一安心しました。4冊で4300円でした。読んだら、「本と映像の森」か「古代史の本」で感想を書きます。
写真は豊橋の市電(路面電車)です。Iさんが「自転車より遅いけど、こういう方が好き」と言ってました。わが近代的な遠鉄電車は、平行する二俣街道を走る車と競争しますからね。
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夜は、明日のエンゲルス『空想から科学へ』の学習、第1回のレジュメと資料づくりで台所でパソコンを打ちました。レジュメは2ページ、資料も2ページできました。