遠州の遺跡・寺社・地名 93 磐田市の銚子塚古墳
磐田原台地の西の端に、全長108mで、全長では静岡県内第3位の銚子塚古墳があります。
浜松から行くと、「かささぎ大橋」で天竜川を渡って、そのまま直進、曲がりくねったカーブで磐田原台地の上へ出て、最初の信号「匂坂上原」で左折、北進して、「浄水場」の敷地のすぐ北を左折すると、目の前に見えてきます。
古墳の森に突き当たったら、右折して古墳の東側から北側へ出て左折、古墳の西へ入り込むと行き止まりの道で古墳の説明版があります。
古墳の説明版の奥が前方後円墳の後円部です。
古墳の方向は、北が後円部で、南が前方部ですので、「天神信仰」の南北古墳です。すこし20度ほど北が東へ傾いていますが。
後円部は直径58mで、高さ8.5mです。前方部は長さ52m、高さ4.5mです。後円部に登ると、前方部はすごく下に、つまり4m下に見下ろせます。
推定年代は古墳時代前期で、文献では4世紀とされているようです。
三角縁神獣鏡・巴型銅器・銅ぞくが出土しています。
後円部の頂上に登ると、磐田原台地の下の沖積平野が見下ろせます。ここに葬むられた盟主が、この下の平野の支配層であることは自明であると思います。
その村落はどこにあるのでしょうか?
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次回は銚子塚古墳の真横にある「小銚子塚古墳」です。