遠州の遺跡・寺社・地名 105 浜松市中区栄町(さかえまち)の金山神社
浜松市役所からまっすぐ南に下りてくる細い道路は,途中で五社神社や今の「はまホール(むかしの浜松市民会館)」の東を通り、栄町で行き止まりです。
その信号を東へ曲がると、すぐ目の前の信号の右側、つまり東西に走る道の北側、神さまの見る方向としては南に面して「金山神社」があります。つまり南向きです。
金山(かなやま)神社は、「金山」というのですから、当然、金属技術者たちの神さまです。
「金山」を訓読みすると「かなやま」、音読みすると「きんざん」になります。
本来なら、鍛治町に祭られるべきと思いますが、なぜか「栄町(さかえまち)」に鎮座しています。
ここも、日本神話に出てくる「金山彦命(かなやまひこのみこと)」と「金山姫命(かなやまひめのみこと)」のペアが祭られています。
『浜松市神社名鑑』(1982年)によれば「当社の創立年代については不詳であるが、天正年中に再建されるとあり、美濃国南宮神社を勧請ありし」(p96)と書かれています。
そして「昭和二十年六月十八日の戦災に罹り皆焼失し後に再建す。」(p96)とあります。
コンクリの鳥居は、なぜか色が塗ってありません。予算がないのか、それとも予算はあるけど、別の理由なのでしょうか?
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「金山神社」で検索すると、まず川崎市の金山神社、つぎに名古屋市の金山神社が出てきます。ボクは若い頃、名古屋に居たこともあるのですが、名古屋の「金山」は鉄道のターミナルになっていますね。
「金山彦命」「金山姫命」や、金属神や、いろいろ追っていくと長くなるので、今日は、ここまで。
写真は2013年5月14日(火)早朝、雨宮撮影。