雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

鍔とアイヌ 11

2017-10-17 00:26:54 | 不思議...パワスポ寺社
その日は2017年9月11日と12日。
今度はTさんとはまた別の、
登山好きのウチの某スタッフさんに勝手にスケジュールを押さえられ、
休暇迄取らされ、家に迎えに来られ、
気がついたら山に登らされていた!......という日。
時期的には富士山は完全に閉められ、しかも当日の天気は大荒れ。
山中には山小屋関係者の人達すらもマッタクいなくなっていた......
なんていう日。

次回から始まる「鍔とアイヌ」の最終章は、
その辺りの話から始めたく思います。
回数はなんだかんだで「11」に。
もう少しでエンディング。
どか、よしなに(^^)




「ウチの某スタッフさん」というのは
富士山上々」や、ソレに続く「出発すること
という記事に登場したカメラマンの「zaki」さん。
記したように、初めて富士山に登って以降、完璧に登山にハマってしまったらしく、
今回は彼自ら言い出して、マイペースで仕切り、
今では彼の登山の師匠ともなっている「KU」さんのスケジュール迄をも押さえ込み、
気がついたら僕は朝もハヨから彼の怪しげな真っ黒なワンボックスカーに拉致され、
閉山日の富士山へと向かうこととなっていました。



この車、ヤケに音がウルサイのでちゅ ε-(´・`)



本来であればこの日は、既に山小屋は全て閉まっていて、
登山客も受け付けないのですが、ソコはzakiさん。
師であり富士吉田の名士でもあるKUさんに頼み込んで、なんと!
この日、唯一スタッフが残っているという9合目付近の山小屋を押さえる!
なんていう暴挙に出ておりました。



zakiさんノリノリ♪でちゅ( ̄ー ̄;)



そんな富士山への道すがら、僕の感覚では空から虹龍さんがついてきてくれている感じで。



「何かあるのかな?」



などと思いつつ、更に驚いたのは、関東ではナカナカ見かけないアノ!
阿寒湖の龍神さんも!車についてきてくれている様でした。
それと、北海道の旅からついて来ていたアイヌの御霊さん達も。沢山。
少し前にみゆきちゃんが



「スッゴイことになってますね......」



と、まん丸い目で言っていた、例のアレ、です。
それらの力があまりに強いので、僕は車の中で少々コーフンして......



「おお!龍さんがいるよ!ほら!来た!
あれ?背負ってるね。チミも。何故か。なにかと。ええ。ええ。」



なんて言ってしまい、去年の事もあってか、
そんな僕を軽視できないzakiさんは、



「マジっすか?よくわかんないっすけど。。面白いですね( ̄ー ̄)」



なんて、生意気ちゃんにも余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)感満載で答えてきます。
なので僕さんはタタミカケル様に



「つーか、チミね。去年から言ってるよーに、山は甘くないからねぇ。
KUさんも言ってるだろ!?ん?
去年があまりに素晴らしかったから、
そのイメージでいると痛い目見るよぉぉ。。」



と。そんな会話をしていました。
そうこうする内に怪しげな黒いワンボックス車は警察様にも止められず、
無事、富士山麓のKUさんとの集合場所に到着。
そこで山の状況を聞くと、やはり、もう山小屋は全て閉まっていて、
僕らが頂上にアタックするであろう二日目は、
唯一空けてくれた山小屋さんも午前中いっぱいで人もモノも完全撤収するとのこと。



「zakiさん。途中モノ買えないだろうから水とか多めで。
やぱーり甘くなさそーだよ」



と。そしてここで!
僕の身に起こっている福井から富士山に至る迄のストーリーラインを記せば、
前日までに、念の為、プリリンねーさんにこんな質問をしていたのです。



「zakiさんのおかげさまで、突然富士山に行くことになったんだよね......
なんかあるのかな?神様。持ってきてほしいものとか?念の為」

「......なんか、金のラメがついた布って言ってる。
あと、黒曜石だって。ソレを持ってきて欲しいみたい。
例の山頂の岩の穴にその布を敷いて、黒曜石を置いて、
お酒をかけてくれればイイんだって」

「黒曜石?ソレってオレの持ってるモノでいいの?
以前、古墳で買ってきたヤツ?」

「そうみたい」

「ま......った、ポンチキなことを......
なんか起こるんだろーな......KUさんとも話しておくよ」



実はKUさんは、僕もねーさんも一目置く鋭い能力者。
色々とわかっちゃう人です。

以前、諏訪では、神々の雲を追いかけて僕らを探し当てた、なんていう強者。
妹さんもしかり。美しき富士の女神を宿す人。
二人のお母さんに至ってはもう、富士の龍神さんの化身ソノモノの様な方で、
僕の眼には最早人には見えません......!?
皆がテレビで見る様な方々も沢山相談に訪れて来ちゃう様な人ですし。
まぁ、言わばポンチキ一家!?
しかしながら皆、ちゃんと仕事を持って働いています。
決してその能力だけで生計を立てる様なことはしていません。
なので僕は、
そんなKUさんにもねーさんと話したことの報告と相談をしておきました。



——————黒曜石とお酒と金ラメ入りの布。



——————なんとなくザワつく胸。



神様のお願いですから、その言葉の通りに、
僕はKUさんと一緒にそのグッズを予め揃えておきました。
zakiさんは前回同様、
裏でこんな話が進んでいるなんてことはナァァーーーーンにも!
知りません( ̄ー+ ̄)ニヤリ



そんなこんなで、イザ!登りますか。と。



天気はナカナカの登山日和。
晴れでもなく、曇りでもなく。熱くもなく、寒くもなく。
途中、ポンチキなKUさんは



「なんだろね、uzmetさん。
みんなアイヌを沢山引き連れてるね......後ろをぞろぞろと歩いてるよ」



なんて、みゆきちゃんみたいなことを言っています(´・ω・`) 僕は



「だねぇ。。zakiにも朝からそう話してたんだよ」



なんて答えていたのですが、この日は閉山日で、
しかも悪い天気予報が出ていた日だけあって
周りに登山者の姿は殆ど見当たりません。
なのでそんな会話も自由にできますし、登るペースも自在に取れます。
そこで僕等は6合目付近からは自然と、
それぞれのペースで気ままに登ることにしました。
僕さんは犬の様にワンワン!と斜面を嬉しそうに駆け上がり、
zakiさんは写真撮影でアチコチ立ち止まり、
KUさんは大物らしく、ゆったりと登っていました。
すると、7合目付近でワンワン!
な僕さんのポンチキ・レーダーに神様からの声が.......



何かの?メッセージを感じ取った僕は、その確認と、
正確な言葉にしてもらおうとプリリンねーさんに電話をかけました。



「はろはろ♪ 富士山の上。なう。
神様がなんか言ってきてるんだけど。何だべか?」

「ちょっと待って。。。あ、歌を歌ってほしいんだって」

「ええええ!?(*゚0゚)うたぁぁーーー!?なにさ?また。そんなぁー!?」

糸がイイって。中島みゆきの。

「むぅぅーーん。。じゃ、マダ電波が通じるから、
ユーチューブ動画と一緒に歌っちゃるわ」



ということで僕は、誰もいない山道で一人、「糸」を、
you tube検索して出て来た動画のトラックに乗せて大声で三回ほど歌っていました。



しかし、気がつくとソコは標高3000メートルの世界。



「アレ!?い、息が......くるちい......」



登坂しながら調子に乗って歌いすぎた僕さんは若干の酸素欠乏に。



「こっ、こ、ココでヤメとこう。ええ。ええ。しんじゃう。
やまわ甘くなひな.....ええ。」



僕は閉まっている山小屋の前にあるベンチに寝っ転がって、息を整え、
空を見上げました。



すると空からは、歌は届いたよ!?なのか?
お喜びなのか?
何時もの!のサインが(^^)



この場所で僕は昼食代わりのおにぎりを食べて、
そのまま3時ぐらいに9合目付近の山小屋に到着。
皆の到着をユターリと待つことに。
流石に頂上付近ではもう一般客はダーーーレもいません。

静かで、心落ち着くひととき。

この日、唯一泊まらせてくれた山小屋さんの中ではバタバタと布団や様々なグッズ、
飲み物やゴミや建物の補修材やベンチなどの片付けにスタッフさんが追われていました。
なので、小屋で売っている物も水とカレーとお味噌汁と珈琲だけだということで。

「じゃぁ......」

てんで、お味噌汁を一杯。
サイコーでございまちゅ(^^)



その後皆も無事に到着。僕らは山小屋でゆっくりと就寝。平和な夜。
しかし、夜半すぎからは、予報が出ていた通り天候が急変。
辺りは大荒れの天気に。
山小屋には激しい雨と風の音が響き渡ります。
その荒れた天候はその後も収まることはなく、そのまま翌朝を迎えました。
僕らはしばらく天気の様子を伺うも、一向に良くなる気配はなく。
山小屋の皆さんもコレ以上天気が悪くならないウチに山を降りることを決断。
小屋は午前10時に完全撤収する......とのことでした。

「それまでに小屋を出てください。すいません......」

と。なので僕らも無理をせず、今回はそのまま下山することに。
神様に言われた山頂の岩にも行けなくてとても残念でしたが、仕方ありません。
九合目付近ですら立っていることが困難なほどの凄まじい風雨。
渦を巻いている様な感じ。
山頂ではきっと、立っていられないほどの強さだとも想像できます。
zakiさんチームが特別編集してアップしてくれた!その時の動画。
あまりの風雨の激しさに、僕さんは楽しくて!?
最初から笑っちゃってます(^^)

鍔とアイヌ11


下山を決断した僕らは、雨と風で視界も悪い中歩き出しました。
すると、登山道の方も所々ロープがかけられ、閉められていました。



「今年はもう、ココに登山者は来ないだろう......」



と、そんな感じのローピング。



「あれ!?ここ行けたハズだよね!?なんで閉じられてんの?行っちゃう!?」



八合目付近でそんな会話をしていた僕さんに、
近くで山小屋の片付けをしていたオヤジさんから



「ソッチは閉まってるだろ!ルールを守れ!」



という怒声が。



「ハイハイハイハイ......」



と、その結果、その時に選んだ道が、
どうも登ってきた道とは違ってしまったらしく。
しばらく降りてしまった後、KUさんがそのことに気がつきました。



「ダメだ......これ須走ルートってやつだな。
俺達が来たのは吉田ルートだから、
あのオヤジがいた八合目の分岐点まで戻らないと帰れないな......」

「ええええええええええええええええええ!!!!」



辺りは益々もって激しい雨と風。しまいには雷まで!鳴り出しました。
もちろん、登山者など僕ら以外にダーーーレもいません。
もし戻るとなると、ただでさえキツイ斜度の道に加え、
山頂から吹き下ろしてくる強烈な風雨に真っ向から向かって歩くことにもなります。
標高は3000メートル以上。酸素も薄め。

......僕らは、

結構な遭難状態!?であることを自覚します......



「戻るんですか?この天気の中?あそこまで?」



zakiさんが超!不安そうな目で問いかけて来ます。
僕とKUさんは



「行くしか無いね。この天気だと道は外せないし。頑張るべ」

「................(zakiさん絶句ちう)」

「山は甘くないな。俺がポンポンと降りちゃったのも悪かったんだよな。ごめんよー。
頑張るしかないですなぁ......じゃ!いこう!」

「................(zakiさん涙目ちう)」



僕らは雷鳴も轟く激しい風雨の中、
タフな気持ちで八合目のルート分岐点へと戻っていきました。
そして、僕ら三人の後ろには依然として......
沢山のアイヌの皆さん達の御魂もゾロゾロと......感じられます......

「12」につづくぅぅぅーーっ!(o゚Д゚)」タスケテェ〜


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7 コメント

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よくぞご無事で。 (プリリンねーさん)
2017-10-17 13:33:40
昨年に引き続きの富士山も、まさかの天候で大変でしたね。
あの大きな富士山に、人間は3人しか居なかった訳ですから、遭難しなくて本当によかったです。

富士山から、普通に電話出来るのも驚きですが、伝えたままに「糸」を歌ってくれてありがとうございます。

3人の糸が縄になったことでしょう。

三つ編みかな?
返信する
プリリンねーさんへ。 (amenouzmet)
2017-10-17 13:43:34
星!2つ! d( ̄  ̄)ちーん
返信する
こんにちは(^^ゞ (ポンチキ一家のku)
2017-10-18 07:17:18
富士登山では、色々とお世話になりました(笑)
ブログ楽しく拝見させて頂いておりますよ~👍

しかしあの時の暴風雨は、地元の山師でさえ五合目で引き返すほど、人を寄せ付けない凄みがありましたね…山頂付近では神界と化してましたね…

私的には登る前から、如意宝珠がずーと気になっていて…(笑)

前日に、ウズメさんもご存知のあの⚪⚪洞窟へ行き、卵と酒を捧げ『龍神祝詞』を奉納して、龍宮と古富士の門をノックし中に入る許可をもらいに豊玉姫様と門番の青龍さんにお願い申し上げたのでした✋
返信する
ポンチキ一家のKUさんへ。 (amenouzmet)
2017-10-18 11:57:35
にゃにゃにゃんと!Σ( ̄。 ̄ノ)ノこちらこそお世話になりまちたー!
漢字の多いコメントに気絶しそーになってまちたー(*´-`)
あの日の富士の美しさは生涯忘れないですなぁ。きっと。
つーか、ポンチキ一家の龍神母さんの降りてきて早々の一言
「なんだ?あんたら降りたの?今日登ったら神になれたのにね」
という息子想いの優すぃ一言にはK.O.されまちたな。ええ。ええ。
流石、ポンチキ一家(*´-`)オソロチイ...
返信する
来年もう一度挑戦します。 (ポンチキ一家ku)
2017-10-18 13:07:22
あの時の山頂 …最大風速、最大風圧…台風なんてもんじゃなかったですね💦

顕在意識を持ったまま、死を潜り、その後出て来なくてはなりません…
たらればになりますが…
私とウズメさん二人なら目指し登った事でしょう…
お互い涙目のZakiくん吹っ飛ぶ映像が浮かんだので(笑)
返信する
ポンチキ一家のKUさんへ。 (amenouzmet)
2017-10-18 14:23:45
そーなんたよねー。あのzakiさんの不安顔見たら行けないよねぇ。
あの顔は俺らが「行くよー♪」って言いそうだな、、って顔だったからねぇ( ̄∇ ̄)
返信する
zakiさんへ (プリリンねーさん)
2017-10-18 14:56:31
去年も今年も、ポンチキさん達の間で、大変でしたね。

でも、今年ちゃんと胸に石のペンダントがあると言っていたので、ポンチキの仲間入りですよ。

よかったのか、悪かったのかは別として。。。
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