親愛なるレモネードさんへ。
実は、
僕はあなたのことが大好きなのです。
好きな理由を上手く言える自信は無いけれど、
今日も明日も明後日も、
きっと僕はあなたのことが大好きです。
大人に成れば成るほどに僕はあなたのことが好きになりました。
ぷくぷくと見事なオヤジに成長した今では、
最早あなた無しでは生きていけないくらいです。
嘘です。( ̄  ̄)チーン
でも!
あなたのことが大好きなのは本当なのです。
これは本気の!マジの!真実の!ポンポコプーです。
この気持ちには一点の曇りも、
駆け引きも打算もありません。
飲むとあなたはいつも切ない味がするのです。
晴れた空に静かに漂う白くて薄い雲の様に。
切なくも甘い味。
あなたは飲むといつも元気をくれます。
小さいけど、優しい元気。
それはフトした瞬間に絡まり飛んで来る、
小さくて可愛いらしい黄色い蝶が運んでくれる気持ちのようで。
あなたはいつも僕の頭を綺麗にしてくれます。
くりーんくりーんにしてくれます。
ダイソンの掃除機の様に。
静かで抜群の吸引力でお掃除をしてくれます。
ああ......
レモネード。
おお......
レモネード。
おー、
シャンゼリーゼ。
きっと、
いつか、
あなたは珈琲を超えるでしょう。
いつかこの手がカフェイン中毒で震え出す頃、
あなたは僕の中のドリンク王の座を、
黒い大魔王から奪い取っていくのでしょう。
僕はその時を待っています。
心から待っています。
嘘です。(・ω・)チーン
まだ夏が光り輝いていたとある日に、
近所のビルの高層階にあるカフェで僕はレモネードを注文しました。
特に大好きな「微」炭酸の入ったもの。
レモネードは、時々、
何かを思い出したかのように飲んでしまう好物なのですが、
僕にとっては愛おしく思えているものの一つです。
不思議と、レモネードは、
僕に「小さな幸せ」を感じさせてくれる時があります。
それは「幸せ」らしく、
いつも輪郭のハッキリしない朧げな形をしているのですが、
面白いコトに、ソレは、
味が甘過ぎると姿を見せてくれなくて。
甘味が無くても見えなくて。
キリリとした酸味や苦味と甘い舌触りが
上手く合わさっている時にだけそんな姿を現してくれます。
昔、アメリカのLAに3ヶ月ほど滞在していたことが有るのですが、
その時に毎日毎日一番飲んでいた飲み物がレモネード。
街中でも、郊外でも。
歩きでも、車の中でも。
とにかくレモネード。
海でも、山でも、砂漠でも、公園でも。
映画館でも、美術館でも、テーマパークでも、スタジアムでも。
とにかくレモネード。
乾いた地でのビタミン補給の意味もあったのでしょうが、
兎にも角にもLemonade。
そんなこともあってなのか、レモネードを飲むと、
僕はいつもアメリカ西海岸の乾いた空気の感触も思い出します。
鮮やかに軽やかな空気の記憶がよみがえります。
バカばかりやっていた学生だった頃に、
意味も無く、
ワケもわからず漠然と憧れていたアメリカも思い浮かびます。
その頃過ごしていた時間も思い出します。
その頃大好きだった女の子も思い出します。
その頃大好きだった仲間達の顔も思い出します。
それはまだ世界の「せ」の字も、
真実の「し」の字も、
現実の「げ」の字も、
世界やアメリカの実態も、日本の現実も、
自分の姿すらも知らなかった頃に憧れ、
自由勝手に思い描いていた未熟なる世界の姿ではあるのですが、
そんな、しかし美しき世界の姿も思い出します。
そんなことの全てが幻だろうと、
多少の真実を含んでいようと、
レモネードの甘酸っぱい味と姿さえあれば、
僕はソレをいつも感じることが出来るのです。
それがまた僕がレモネードを好きなところ。
それはちょっとした日常の逃避行。
僕はレモネードが好きなのです。
苦味と酸味。
少しの甘さと爽やかさ。
然りげなく、しかし強くもあるアワと共に消えていく、
透明で深い水晶の様な味。
佇まい。
なんとなく、
僕はレモネードの様な人生を送っている様な。
人生はレモネードの様な。
なんとなく......です。
なんとなく。
僕はレモネードが大好きなのです(^_^)
嫉まれるがいい
憎まれるがいい
幸福もまた
無傷ではない
————————谷川俊太郎
実は、
僕はあなたのことが大好きなのです。
好きな理由を上手く言える自信は無いけれど、
今日も明日も明後日も、
きっと僕はあなたのことが大好きです。
大人に成れば成るほどに僕はあなたのことが好きになりました。
ぷくぷくと見事なオヤジに成長した今では、
最早あなた無しでは生きていけないくらいです。
嘘です。( ̄  ̄)チーン
でも!
あなたのことが大好きなのは本当なのです。
これは本気の!マジの!真実の!ポンポコプーです。
この気持ちには一点の曇りも、
駆け引きも打算もありません。
飲むとあなたはいつも切ない味がするのです。
晴れた空に静かに漂う白くて薄い雲の様に。
切なくも甘い味。
あなたは飲むといつも元気をくれます。
小さいけど、優しい元気。
それはフトした瞬間に絡まり飛んで来る、
小さくて可愛いらしい黄色い蝶が運んでくれる気持ちのようで。
あなたはいつも僕の頭を綺麗にしてくれます。
くりーんくりーんにしてくれます。
ダイソンの掃除機の様に。
静かで抜群の吸引力でお掃除をしてくれます。
ああ......
レモネード。
おお......
レモネード。
おー、
シャンゼリーゼ。
きっと、
いつか、
あなたは珈琲を超えるでしょう。
いつかこの手がカフェイン中毒で震え出す頃、
あなたは僕の中のドリンク王の座を、
黒い大魔王から奪い取っていくのでしょう。
僕はその時を待っています。
心から待っています。
嘘です。(・ω・)チーン
まだ夏が光り輝いていたとある日に、
近所のビルの高層階にあるカフェで僕はレモネードを注文しました。
特に大好きな「微」炭酸の入ったもの。
レモネードは、時々、
何かを思い出したかのように飲んでしまう好物なのですが、
僕にとっては愛おしく思えているものの一つです。
不思議と、レモネードは、
僕に「小さな幸せ」を感じさせてくれる時があります。
それは「幸せ」らしく、
いつも輪郭のハッキリしない朧げな形をしているのですが、
面白いコトに、ソレは、
味が甘過ぎると姿を見せてくれなくて。
甘味が無くても見えなくて。
キリリとした酸味や苦味と甘い舌触りが
上手く合わさっている時にだけそんな姿を現してくれます。
昔、アメリカのLAに3ヶ月ほど滞在していたことが有るのですが、
その時に毎日毎日一番飲んでいた飲み物がレモネード。
街中でも、郊外でも。
歩きでも、車の中でも。
とにかくレモネード。
海でも、山でも、砂漠でも、公園でも。
映画館でも、美術館でも、テーマパークでも、スタジアムでも。
とにかくレモネード。
乾いた地でのビタミン補給の意味もあったのでしょうが、
兎にも角にもLemonade。
そんなこともあってなのか、レモネードを飲むと、
僕はいつもアメリカ西海岸の乾いた空気の感触も思い出します。
鮮やかに軽やかな空気の記憶がよみがえります。
バカばかりやっていた学生だった頃に、
意味も無く、
ワケもわからず漠然と憧れていたアメリカも思い浮かびます。
その頃過ごしていた時間も思い出します。
その頃大好きだった女の子も思い出します。
その頃大好きだった仲間達の顔も思い出します。
それはまだ世界の「せ」の字も、
真実の「し」の字も、
現実の「げ」の字も、
世界やアメリカの実態も、日本の現実も、
自分の姿すらも知らなかった頃に憧れ、
自由勝手に思い描いていた未熟なる世界の姿ではあるのですが、
そんな、しかし美しき世界の姿も思い出します。
そんなことの全てが幻だろうと、
多少の真実を含んでいようと、
レモネードの甘酸っぱい味と姿さえあれば、
僕はソレをいつも感じることが出来るのです。
それがまた僕がレモネードを好きなところ。
それはちょっとした日常の逃避行。
僕はレモネードが好きなのです。
苦味と酸味。
少しの甘さと爽やかさ。
然りげなく、しかし強くもあるアワと共に消えていく、
透明で深い水晶の様な味。
佇まい。
なんとなく、
僕はレモネードの様な人生を送っている様な。
人生はレモネードの様な。
なんとなく......です。
なんとなく。
僕はレモネードが大好きなのです(^_^)
嫉まれるがいい
憎まれるがいい
幸福もまた
無傷ではない
————————谷川俊太郎
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