城の表門に由来する「大手町(おおてまち)」
あるいは「追手町(おうてまち)」という町名は
城下町によくある町名です。
(裏手の門は搦手(からめて))
由来からすると
文字は追手町とすべきでしょうが
読みにくいためか
全国的には当て字である大手町が優勢のようです。
(「大手町」でなく「追手町」を使うのは
旧静岡市のほか 会津若松市、飯田市など
ほかに城の表門を「大手門」でなく「追手門」を使う例が高知市などにある。
なお、高槻市などは「大手町」であるが「おおてちょう」と読む。)
ところで 上の写真は
駿府城公園で開催されている駿府天下泰平まつりの
あるモニュメントにあった
静岡学問所の説明文書の一部です。
そこに、静岡学問所があった所在地(現在の追手町9番50号附近)を
大きな文字で「葵区 大手町」と記してあり
とても違和感があります。
もちろんこれは「追手町」のまちがいでしょう。
これをつくった人は旧清水市の人で、勘違いによるものなのでしょうか?
(清水区の町名は「大手町(現在は住居表示実施で町が削られてしまい大手 一~三丁目」)
あるいは、東京の大手広告代理店に丸投げで創らせたためなのでしょうか?
このまつり自体が
静岡市役所が直接施行したものではないことは理解できますが
やはり町名や地名に関しては
市が監修して訂正すべきだったのではと思うのですが・・・
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