いささか旧聞ですが、こちらの記事で触れた「お茶の日」は
’10年3月20日11時に葵スクエアに於いて市長から「11月1日」と発表されたようです。
なにゆえ11月1日かと言うと、この日は聖一国師の生誕の日だそうです。
聖一国師とお茶と何の関係がと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
静岡市民にはある程度認知されているものの
全国的にはあまり知られていないかもしれませんが
聖一国師は静岡市生まれなのです。
静岡市の山間(やまあい)の栃沢(旧大川村 栃沢)の生まれで
中国から帰国した際、お茶の種を持ち帰り
それを生まれ故郷に近い静岡市の足久保(旧美和村足久保=足窪)にまいたということです。
これが静岡のお茶栽培の始まりということになります。
ということで聖一国師の生誕の日である「11月1日」を「お茶の日」と定め
新茶の季節以外にも大いにお茶に親しんでもらい
需要の拡大を図りたいということのようです。
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食生活の多様化で、おそらくお茶もりんごも消費量が減っていると思われます。地産地消の一環ということなのでしょう。
農業の大部分が田んぼである所に住む者としては、地元産のお茶や果物が楽しめる土地がうらやましいです。
全国で生産されるお茶の2/3はいったん静岡市へ集められ、市内に数多くある製茶問屋で仕上茶に再製されて全国へ出てゆきます。
したがってお茶の需要の頭打ちは静岡市にとって非常に重要な問題だという認識が市当局にもあるのだと思われます。
最近のペットボトルの普及も製茶問屋には驚異でしょう。(もっとも伊藤園の発祥の地は静岡市ですが)
ただ、お茶の消費金額は、静岡市は常に全国で1番なので、お茶の日をいかに全国にPRする方が課題なのかもしれません。