玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

食文化の違い

2005年11月26日 | 捨て猫の独り言
 テレビの短歌番組で印象に残った歌があると妹からメールが届いた。 「卆寿超えいつ果てるとも悔いはなし食は命と炊事場に立つ」 父親が米寿を越えたのでつぎの卆寿が気になるのか。すこし料理の腕をあげた兄貴へのおほめの意味もあるのか。この作者は男性にちがいない。

 娘が15年前に高校生のとき交換留学で1年間オーストラリアでホームステイした。あちらではどうぞお好きなようにお過ごしくださいとあまり世話を焼かない。食事も冷蔵庫のもので勝手に済ませなさいという調子だ。娘は現在米国人の中で仕事をしている。以前にも聞いたようなことを最近また言いはじめた。

 米国人が料理をしないのは天下一品。ピザもチン!何でもチン!今日もサンクスギビングのランチが振舞われたのだけれど、どうしてこんなにカンヅメばかり使うのだろうと思う。野菜もカンヅメだからね。何とか食べれたのはターキーの肉だった。ソースまでカンヅメだからね。話は変わるけど病院でビタミン剤をもらったらね、一錠が2cmもあって薬剤師さんは日本人には飲みきれないから砕いて飲んでくださいって。アメリカはね、消費者の気持ちなんて考えないの。すべてに大ざっぱだよね。

 食文化の豊かさが日本を長寿国にしている一番の原因だろう。グローバル化で日本の食糧自給率は減少。店頭には豊富な食料があふれている。安心していてもいいのだろう。新鮮な食材はおいしい。その日に使うだけをその日に買うのが理想だがこれが難しい。

コメント (4)
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