山林独居六年。阿武隈山地標高約六百。毎朝霜。晴耕雨読。正法眼蔵。鈴木大拙。高橋和己再読。トルストイの小品等。時々娑婆が恋しくなる。野菜は自給。酒一日二合(三合)。山は紅くもえている。
消息を絶って久しい知人からかくのごとき葉書きが昨日舞いこんだ。65歳をすぎている。風呂も電話もテレビもないと想像する。私のひとりの食卓生活も2ヶ月がすぎた。外食はこれまでに4回。なんといつもより激減している。いずれもおつきあいくださる方がいていずれも夕食である。豆腐、すし、うどん、居酒屋と淡白なものばかりだ。ひとりのとき外食ゼロであることに気づく。こうなると記録続行の欲がでてくる。人はどんなにばかばかしいことにでも情熱を傾けることがある。
高等学校家庭科が 「わが家の味」 という生徒の家庭からよせられた料理の本(A4版200頁)を出している。いい企画だと思う。第2集と第3集がずっと本棚に飾ってあったが、やっと陽の目をみることになった。その中からこの2ヶ月のあいだに 「肉豆腐」「芋煮」「だいこん鍋」 を作ってみた。
だいこん鍋が新しい味だった。6人分の材料からこの料理を想像していただこう。昆布15センチを2本、カツオ節100グラム、大根1本半、豚ばら肉300グラム、厚揚げ3個、えのきだけ2袋、もち15個。ポン酢かごまダレをつけてたべる。棒状の大根とさいころ状の厚揚げのシンプルなもので、「おでん」 に近い。このとき4人分を作ったが食べてくれる人が少なくて4回にわけて同じものをたべた。もちを残して料理がにごってしまった。早めにもちを取り上げるべきだった。カツオ節はこんなにたくさんなのと思いつつ自分で削った。
消息を絶って久しい知人からかくのごとき葉書きが昨日舞いこんだ。65歳をすぎている。風呂も電話もテレビもないと想像する。私のひとりの食卓生活も2ヶ月がすぎた。外食はこれまでに4回。なんといつもより激減している。いずれもおつきあいくださる方がいていずれも夕食である。豆腐、すし、うどん、居酒屋と淡白なものばかりだ。ひとりのとき外食ゼロであることに気づく。こうなると記録続行の欲がでてくる。人はどんなにばかばかしいことにでも情熱を傾けることがある。
高等学校家庭科が 「わが家の味」 という生徒の家庭からよせられた料理の本(A4版200頁)を出している。いい企画だと思う。第2集と第3集がずっと本棚に飾ってあったが、やっと陽の目をみることになった。その中からこの2ヶ月のあいだに 「肉豆腐」「芋煮」「だいこん鍋」 を作ってみた。
だいこん鍋が新しい味だった。6人分の材料からこの料理を想像していただこう。昆布15センチを2本、カツオ節100グラム、大根1本半、豚ばら肉300グラム、厚揚げ3個、えのきだけ2袋、もち15個。ポン酢かごまダレをつけてたべる。棒状の大根とさいころ状の厚揚げのシンプルなもので、「おでん」 に近い。このとき4人分を作ったが食べてくれる人が少なくて4回にわけて同じものをたべた。もちを残して料理がにごってしまった。早めにもちを取り上げるべきだった。カツオ節はこんなにたくさんなのと思いつつ自分で削った。