以前ほど街へ出てウインドウショッピングすることを楽しまなくなった。楽しまないというより楽しめないと言った方が正確だろうか。何を買うでもなくともウインドウを眺め回るだけでも楽しかった筈なのに。
そんな訳で用事を済ませた後、映画を見ることが多くなった。数年前1冊目が刊行された本は面白く読んでいたので、他に見たい映画もなく最新版の「ハリーポッター」の映画を見た。やたらに魔術が掛けられ騒々しいバカリ。後味が悪くミュージカル「魔笛」を見直しスッキリ気分で帰宅した。
夏休み泊りがけでやってくる小学生との映画鑑賞は恒例の行事となっている。下調べの末、フランスのアニメ「アズールとアスマール」をみた。ギニア出身のフランス・アニメ界の巨匠ミッシェル・オズロ監督、高畠勲監修、三鷹の森ジブリ美術館配給だった。ムスリム文化を背景に、子供の成長と自立と融和を主題としたストーリーが、静かで美しい映像や言語で物語られ、子供から大人迄楽しめた。この秋には配給元であるジブリ美術館を是非訪ねてみたい。