玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

手を休める年末大掃除

2008年12月26日 | ねったぼのつぶやき

 恒例の年末大掃除の季節である。例年の様な大掃除に至ってないのはボツボツやって来た事と、その作業の領域を狭めたせいだ。それでも溜め込んでいた電気機器の補修や手入れ、電池交換など主婦が苦手な領域は男頼みとなる。

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 高度成長の波に乗って電気製品が一つ増えるごとに、仕様書を読み使い慣れてきた。今や生活用具機器、娯楽コミュニケーション用機器、風呂、家本体すら全て電気でコントロールされている。修理は四苦八苦しながら取り組み、手に負えない段階で業者頼みとしている。男手がなくなったり、対応力がなくなったら?”業者一覧表”の必要アリ? とりわけ最近急速に日々の暮らしに進入してきたIT機器は、有益ながら多機能過ぎて使いこなし一つにしてもにウンウン唸るばかりダ。

 幼かった頃、電気といえば電灯、懐中電灯、ラジオ位だった。電球や電池さえ交換すれば良かった。シンプルな生活で不便とも感じなかった。便利で快適な生活を享受している今最早これらの電化製品は手放せない。世代順送りで子供達をアテに出来る時代でもなくなった。「私達に出来る範囲は?」と越年毎に老い一直線上にある身を自覚するこの時期、しばし手を休める。

コメント (1)
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