玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

世界制覇・女子サッカー

2011年07月21日 | ねったぼのつぶやき

 閉塞状態で全く出口の見えない日本中が「なでしこJapan」のニュースで湧きたった。当朝7時のトップニュース(NHK)はこれでしかも30分放映していた。帰国後、都庁舎を表敬訪問した代表団に「なんで銀座だけでもパレードをやんない!」と知事が怒り、嘆いて見せたという。今回の震災・放射能問題で福島は世界中に知れ渡ることになった。オリンピック誘致に失敗した人が福島の復興をダシに再度誘致運動に乗り出すという。何だか胡散臭い。復興が先ず何より先だろうが・・・と思う人も多いだろうに。

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 そして新聞の下欄に踊る週刊誌の広告。決して恵まれてはいない彼女らの経済状況や練習環境への苦言ならまだしも、知られたくも・知りたくもない情報がタレ流され始めた。ネタを仕入れて売る商売人のエサ同然だ。有名人と化した彼女らの個人情報は、芸能人のネタ同様に受容されねばならないの? 彼女らの視線は次なる戦いこそが真剣勝負と前を向いてるのに。

 私も野球には興味をもてないけれどサッカーは好きな方だ。但しこれは男子サッカーに限られていて凡そ女子サッカーは視野になかった。女子サッカーのTV放映を見たのもドイツ戦が初めてだった。それがたったWCの3戦を見ただけで虜になった。最高の世界レベルの舞台で普段の力を発揮出来たことは驚嘆に値する。栄冠は屈せず・倒れず・諦めず走り続けた者達の頭上に遂に輝いた。普段の練習すらも経済・時間・環境どれ一つとっても厳しい現実だと言うのに。

コメント (4)
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