玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

梅の花はちらりほらり

2012年03月16日 | ねったぼのつぶやき

 早朝起床時まず内・外気温計に目をやる。日中は温度は上がると報道されていたが、今朝も6時の外気温は1.4度の数値だった。そんな気象が続いてる最中、昨日は予定通り梅見会に出かけた。私の属しているグループの会長は”吉野梅郷の店主”のようで、移動中の車内で 「今年は冷冬で開花は一ケ月遅れている。変更は困難なのでせめて名物料理の川魚料理を楽しんで欲しい」と挨拶された。すると車中のどなたかが「TVに出てそう言っとったよね」という。民放の番組に何度かひっぱり出さているらしい。

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  まず「ロンヤス会談」で一躍世の中の衆目を集めた「日の出山荘」を訪ねた。なだらかな坂を上った中腹に、青雲堂・天心亭・書院と命名された日本式の3棟が、石畳や植え込みを縫って配置され、眼前~谷方向に向けて眼一杯の木々が緑なして風にそよいでいた。書院には米大統領に留まらず、ゴルバチョフ夫妻や全斗換大統領など訪れ、記念植樹や寄贈品と共に要人との交流写真が多数展示されていた。山荘は2006年丸ごと町に寄贈され、翌年から一般公開されているという。牛小屋付きだったという古民家を修復した藁葺きの青雲堂は、私たちが幼少の折目近にしたそのものだった。

  東京の奥座敷といわれているここらは、深い谷に清流が流れ、その川べりに設えられた古民家の格調高い作りになっているものが多い。せせらぎの音を聞きながら川魚料理を戴いた「山里懐石料理旅館・河鹿園」は、川合玉堂館の川向かいにあって画伯も好んで利用したようで、多数の寄贈作品を特別に開示してもらった。文化勲章を受けた川合画伯は香淳皇后の絵画の指導をしていたようで、玉堂館には昭和天皇・現天皇夫妻の来館写真も展示されていた。今迄何度か訪れた吉川英治館や玉堂館だが、今夏は河鹿園に宿泊しながらゆるりと再訪するとしようか。

コメント (1)
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