玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*3週目のれんらく帳

2013年06月17日 | 捨て猫の独り言

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 小学一年生の体験入学も3週目が終わった。残りはあと5週である。柔軟な子供の適応能力に驚かされる。つらさや悲しみをいつまでも訴えることをしない。あるいは日本語で訴えることができないので諦めているのかもしれない。まず現在の彼女は ひらがな の読み書きを越えねばならない大きな壁として感じているはずだ。こちらもさりげなく生活の中にひらがなの読みを取り入れて習得に協力する。ある日雷に打たれでもしたかのように突然ひらがなに開眼する時が訪れることを期待する。

 6月11日は入梅でその週はこよみ通り雨の日が続いた。それで子供たちが待ち望んでいたプールは2日とも中止になった。今週は気温も上昇してプールで泳げるだろう。今朝の月曜の食卓で「今日わたし学校へ行くの?」と言われてびっくりした。曜日を勘違いしていただけだと分かって安心する。ここ3週間で私の体重が2キロ減った。これも二か月も孫と暮らせることの代償だろう。「わたしなにすればいい?」という孫の言葉が新鮮に聞こえる。人は何のために生きているのと問うているかのように聞こえるからだ。

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 3週目のれんらくノートを記録しておこう。●6月10日月曜の記事「金曜の午後はクラスメートのAさんの母親から連絡があり初めてAさんの家に遊びに行きました。教科書は毎日持ち帰ることを理解したようです」返信「少しずつ慣れてきたようでよかったです」●火曜の記事「家に帰ると近所の5歳の男の子の自転車を乗り回しています。通行人や車とぶつかりそうになって危なかったと注意がありました。まとめていただいたこれまでのひらがなのプリントをだましだまし活用しています」返信「お子さんの新しいことを覚える能力はすごいですね。学校では普通に過ごしています」●水曜の記事「テレビの『アイ・カーリー』や『トムとジェリー』という番組を録画して英語版で見ています。Eテレキッズもよく見ます」返信「国語のノートに板書を写す作業がとてもはやくなりました。お母さんと離れているのにしっかり育っていてパワーを感じます」

 週の真ん中の水曜日は4校時で掃除がないので下校は13:15と早い。●木曜の記事「いつも駅まで一緒に下校してくれるお友だちがいます。相談して今日から下校のお迎えを止めることにしました」返信「下校ができるようになってすごいですね。学校で『たからもの』を書くことになりました。すみれちゃんのたからものを教えてください」●金曜の記事「アメリカでは移動の時はいつも子供は車の後部座席です。電車はめずらしく電車に乗ることを喜びます。IC乗車券を買ってもらい紐のついたケースにパスモを入れて首からぶらさげるようにしました。たからものはパスモです」返信「7月27日の納涼祭の盆踊りを授業で練習する予定です。すみれちゃんの帰国はいつですか。お祭りに参加できるといいですね」(登校するいつもの二人)

コメント (2)
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