防衛省正門前の抗議集会は5月の第一月曜日の4日は祝日のため11日になった。どうせ出かけるならあちこち見て回りたい。今回は高田馬場駅から早稲田通りを東へ行き、右に折れて外苑東通りを歩くことにした。午前中に家を出て集会時刻の18時30分まで早稲田大学の周辺で半日を過ごすことにした。高田馬場から5分ほど歩くと名画座の早稲田松竹がある。初めての映画館だが、また来てもいいと思った。
何が上映されるているかも知らず、また2本立上映とは思っていなかった。時間はたっぷりあったので2本とも見ることにした。邦題を「薄氷の殺人(中国語)」「トム・アット・ザ・ファーム(仏語)」という映画だった。週ごとに2本の映画が決り、朝の10時から10分の休憩をはさんでテンポよく交互に上映される。観客の数は私の予想を上回っていた。つぎは狙った映画を見るために訪れることになるだろう。
早稲田大学の西門から初めて構内に入る。目指すは会津八一記念博物館である。陽光の中で木製のベンチで談笑する学生の姿を眺めるのはいいものだ。年輩の男性に場所を教えてもらって大隈銅像のすぐ近くにある記念館にたどり着いた。早稲田で東洋美術史を教えた会津八一が私財を投じて収集した数々が2階の常設展示場に並んでいた。構内には坪内逍遥の演劇博物館もあり、そこも見学した。(写真はエゴノキ、ノイバラ、マルバウツギ)
4時過ぎに西門近くにある「牛めしの三品食堂」で早めの夕食にした。ガイドブックで知った名物の「カツミックス」を注文する。牛めし、カツ、カレーが一つのプレートに盛られている。学生相手に夫婦で切り盛りしている店だ。腹ごなしに防衛省まで歩くことにしたが、時間調整のため、さらに遠回りして四ツ谷駅まで足を伸ばした。前回も今回も帰りは四ツ谷駅からだ。集会はこれまでの中で一番多くの参加者がいた。