冷たい雨の続く秋だ。せっかく蒔いたホウレンソウは、発芽したもののいつの間にか地上からその姿を消した。残しておいた種を再び蒔くチャンスをうかがうが、それも延び延びになっている。日照時間の少ない秋だ。それに比べて同時に蒔いたシュンギクの苗はどうやら生き延びている。
武蔵美の芸術祭が今年も10月末にあった。3日の期間のうち2日は雨に見舞われたが、それでも相変わらずの人気で大勢の観客が訪れたようだ。その一部を記録しておきたい。先ずは関東圏の5つの美大(多摩美/武蔵美/女子美/ 東京造形/日藝)の有志メンバーによる「五美術大学交流展」から。これは芸術祭の期間中だけの展示だ。
構内の美術館の展示室では10月16日から11月11日まで「戸谷成雄ー現れる彫刻」が開かれている。木、灰、アクリルを用いた彫刻だ。
同じ美術館で9月4日から11月11日まで「やきものの在処・・ありか‥」と題して、大学が所蔵する陶磁作品が展示されている。(順に縄文、平安・9世紀、朝鮮半島・16世紀)