玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*辺野古へ

2017年11月13日 | 捨て猫の独り言

 かなり前から10月の末に今年二度目の辺野古行きを考えていた。ところが歯の治療やら、風邪気味やらで延び延びになっていた。それがついに11月14日出発の運びとなった。いつもの「海と風の宿」に電話で宿泊の予約をする。ケータイも運転免許証も私にはない。家人は食事や体調面を気遣って賛成しかねるという顔をしている。

 11月の沖縄は平均気温が22.1度、最高気温は24.6度、最低気温は19.9度(それぞれ平均値)だから日中は汗ばむこともあるという。さらに降水量も1年の中で少ないようなので、外出する(座り込み)にはよさそうだ。沖縄には小学2年時に1年間だけ暮らした。家族は奄美群島が復帰する年に沖縄から奄美に戻った。(ある日の散歩にて)

 

 今週は天皇、皇后両陛下が屋久島や奄美群島を訪問されるという。16日に鹿児島空港から屋久島へ、その日のうちに沖永良部島に向かい宿泊。17日は与論島で百合ヶ浜見学など。18日は宿泊地の沖永良部島で黒砂糖作りなどを視察して同日夕に島を離れ、鹿児島空港を経由して帰京という。

 17日の与論島の両陛下と、沖縄本島の辺野古の距離は海を隔てて、わずか約50㎞である。自主だの主権だの声高に唱えながら、実際は卑屈なまでにアメリカに従属する政策に固執するのは誰か。さらに言葉を愚弄しながらそれに気付かない劣悪な国家主義者が権力の座に居座り続けている。私は絶望するしかないのだが、政治に関する権能を全く有さない象徴天皇の、個人としての想いを聞いてみたい気もする。

コメント (1)
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