アトランタの孫たちは夏休みを利用して7年続けて来日していた。それも昨年で終了した。庭でキュウリやトマトを収穫する孫たちの姿をこれからは見ることができなくなった。今年はゴーヤの緑のカーテン作りは止めようと思ったが考え直して続けることにした。家屋と独立に4mの2本の竹竿を垂直に建ててネットを張るので、これが面倒なのだ。
大型連休中に竹竿を買いにホームセンターに出かけた。屋外にあるレジには長い行列ができている。買いたいどの竹竿も上から下まで一筋の割れ目が入っている。店の人に交渉して半額にしてもらった。私にしては上出来である。ついでに見た苗はいつもより高値がついている。後日農協で手に入れた苗はホームセンターのほぼ半値だった。連休を過ぎるとホームセンターの園芸コーナーの人出は少なくなっていた。
庭の畑でダイコンを収穫するのは初めてのことだった。収穫の初期の頃は近所に配ったりした。そのうち消費が追いつかずに、手をつけずにいたら葉がどんどん繁りしだいに白い花が咲き始めた。固い繊維の大根と化して、口に含んで残った繊維部分を口から出しながら食べたりした。とうとう最後の何本かは引き抜いて処分する羽目になった。ほどほどがわからず生産過剰に陥っていた。
この夏はいつものトマトに代えてニンジンを植えることにした。ダイコンに続く根菜第2弾というわけである。適当に選んだ種は愛称が「紅かおり」という人参だ。芯まで鮮やかな紅色で、フルーティな甘さが強く、サラダやジュースに最適という。この品種は東洋大学下村講一郎教授との共同開発から生まれましたと記されていた。順調ならば収穫は9月ごろと予想している。