工事車両が入る辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、コロナ禍の今でも座り込みは続いている。抗議活動の先頭に立ち、沖縄平和運動センターの議長を8年間務めてきた山城博治さん(69)が年齢を理由にこの9月に議長を退いた。抗議活動の現場から身を引くつもりはない、生涯活動家としてくたばるまでやると言う。
ドイツを16年間率いてきたメルケル首相(67)が9月のドイツ連邦議会選挙に出馬せず選挙後に政界を引退した。この夏にメルケル氏の伝記を出版したジャーナリストのボルマン氏(52)は「イデオロギーを持たないことが際立った特徴だ。彼女にとって、すべては現実的な課題だ」と話す。選挙では中道左派の社会民主党と緑の党が議席を伸ばし、どのような連立政権になるか注目されている。
フィリピンのドゥテルテ大統領は「来年で政界から引退を」表明して国内では驚きが広がっているという。憲法で大統領の任期は1期6年と定められている。就任以来主導してきた「麻薬戦争」をめぐり退任後に国内外で訴追される可能性を回避するために副大統領選へ出馬を予定したが、それをとりやめ引退するというのだ。ドゥテルテしの長女で南部ダバオ市長のサラ氏が大統領選に出馬する可能性がある。
だいぶ昔のことのように私には思われるが、大規模な選挙不正という根拠のない陰謀論をふりまいて、トランプ米大統領がホワイトハウスを去ったのはこの1月のことだ。共和党支持者のなかにもトランプ前大統領の突拍子もない言動にはうんざりしているのではないか。わが国では昨年の9月16日に安倍総理が不明朗な辞め方を決行した。どこまでもこの人らしい生き方だと私はウンザリしたものだ。