年が改まって、朝の食卓にタマゴ1個を追加することにした。年とともに体重が減るのは人体の自然のなりゆきだろうが、もう少し体重があった方がいい。それには蛋白質を摂取すべしと料理担当者が言い出してそれは始まった。ねらい通り体重はちょぴり増え始める気配だ。
ネットには「ゆで卵」とか「半熟卵」とか「温泉卵」とか「とろとろ卵」などの作り方が紹介されている。しかしどの方法もイメージ通りの卵の状態にならない。あつあつとろとろを目指して、たどり着いた方法はつぎの通り。まず2個の卵が収まるぐらいの蓋のついた陶器のうつわを用いる。
沸騰したポットのお湯を2個の卵の上に注ぐ。これを10分おきに3回行う。あるいは15分おきに2回。日々でき具合は微妙に異なる。卵の殻にへばりついている白身をスプーンでそぎ落とす。とろとろになっている白身と黄身に甘口の醤油を少していただく。翌日のための卵を冷蔵庫から取り出して室温で過ごさせる。(小平霊園にて)
余談だが、最近は「たまごを立てる」練習をしている。まだ一度も成功していない。コロンブスがゆで卵をこつんとたたいて立てて見せたという話があるが、こつんとたたかなくても立つという。最近読んだ板倉聖宣著「科学的とはどういうことか」に書かれていて、挑戦することになった。いい暇つぶしになる。