忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

枇杷のおもいで

2011-05-01 | 昔語り

知人から枇杷を頂いた。お内仏にお供えしてから頂いたが、なんと甘くておいしい!こんな枇杷は久し振りだ。

小さい頃母がよく枇杷を買ってきて食べさせてくれたが、水分たっぷりで甘くておいしかった。そして大きな種を不思議に思いながら食べていた。

また枇杷の思い出は近所のお兄さんがそれは上手に枇杷の絵を描いて私にくださったことだ。まだ学校にも行っていなかった頃だから随分前のことだが、その時の枇杷の絵を枇杷の季節になると思い出す。余程その絵が印象深く脳裏に焼きついているのだろう。

枇杷はこんな思い出の中にあり、スーパーで枇杷が並ぶと買ってきて食べてみるが、昔のように甘くておいしい枇杷になかなか行き当たらなかった。でも今日の枇杷は昔のあの味でとても懐かしかった。

枇杷は1000年以上前からある果物で歴史があり、5月から6月にかけて採れる期間限定が強い食べ物で最近は収穫量が減り、高級な果物になっているらしい。頂いた枇杷は長崎から送られてきたもの。