忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「とと姉ちゃん」で花山さんが戦争体験原稿募集から

2016-09-29 | 世の中のこと

昨日の朝ドラ「とと姉ちゃん」で花山さん(唐沢寿明)が病をおして、雑誌「あなたの手帖」に掲載する戦争体験談の原稿募集文を書いた。

「その戦争は昭和16年に始まり昭和20年に終わりました。

それは言語に絶する暮らしでした。あの忌まわしく虚しかった戦争の記録を私たちは残したいのです。

あの頃まだ生まれていなかった人達に戦争を知ってもらいたくて貧しい一冊を残したいのです。

もう二度と戦争をしない世の中にしていく為にも、もう二度とだまされないように。
ペンをとり 私たちの元へ お届けください。」

応募総数1,736篇、←、多くの人がスマートフォンでSNSに文章を投稿する時代とはずいぶん違うのだ。ほんの半世紀前まで、多くの人は文章なんか書かないで生きていったのだということにも、いま読むと驚く。) 

でも 今 この国は花山さんが願ったように、そして「あなたの手帖」に掲載された沢山の戦争体験談が無になろうとしているそんな危うい所にきているような気がしてならない。

 

 「同期の桜」にとどまらず、年長では五か条のご誓文や教育勅語の暗唱、地域のお祭りでは「軍艦マーチ」のご披露と、軍国主義間てんこもりのこの幼稚園。

 この様な幼稚園が1ケ所に止まらない。

  
教育勅語 「臣民」像示す

「教育勅語」は天皇から家来である国民に対し、こんな「臣民」になりなさいと説いたものだ。

内容は、日本の教育は皇室を中心として日本独特の「国体」に基礎を置くとした序文、孝行から始まって16の徳目を列挙した中間徳目、この教訓の普遍妥当性を強く強調した結文の3部分からなる。

ここで挙げられる徳目は親孝行、友愛、夫婦の和、謙遜、博愛などで儒教思想に基づいている。徳目の中には「いったん緩急あれば義勇公に奉じ、もって天壌無窮(てんじょうむきゅう)の皇運を扶翼(ふよく)すべし」という一文がある。「国の一大事には天皇のために身も心もささげる」という意味で、天皇のために死ねる国民を育てる教育に使われた。

 

  

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