30年も前に読んだ仏教関係の小冊子に書かれていたことを時々思い出すことがある。
「悪人の家」という内容である。
ある人が「私の家の家族はいい人間ばかりで喧嘩などしたことがなく皆仲良く暮らしています。」と言ったそうだ。
するともう一人の人は「私の家のものは皆悪人ばかりです。」と言った。
その場にいた人たちが驚き、詳しく聞くことにした。
悪人ばかりと言った人はこう言った。
「私の家のものは何かあると、すみませんこれは私が悪かったのですと謝ります。言われた方はいいえそんなことはありません。私のほうこそ悪かったのです。というので、皆 悪者ばかりですよ」と言いました。
今の世の中、心から悪かったと言い合える家族など、少ないような気がしないでもありませんが、国と国もこのようになればどんなにかすっきりおだやかで平和な世界になることでしょうね。
「絵に描いた餅」にならないよう まずその前に家族、友人たちとから始めてみたいものです。
余談ですが、韓国ドラマ「トンイ」のなかで王様は「余が悪かったのだ!民の心をよく見なかった!」
「いいえ王様 私が悪かったのです」と言う具合に王妃も王もトンイも皆自分が悪かったとよく言うので、私は気持ちよくこのドラマを何回も観ることができるのかもしれません。