忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

経済的徴兵制がますます広がりそうな予感が。

2017-01-23 | 世の中のこと

知人宅の近くの家が競売に出されたそうだ。マイホームを建てローン返済もあり両親はいつも忙しく働きに出ていて、地域の用事で訪ねても、家には子どもだけでいる事も多かったらしい。

ところが正社員で働いていた両親が、夫々仕事先の都合で遠い所に転勤を告げられ、そこを辞めて派遣社員になられたそうだ。

ローン返済が難しくなったのかどうかは定かではないが、知人宅を珍しく訪ねて来られたその人は、毎日の食べる事にも事欠くようになり、子供たちの進学も諦めるようにと言っていると話されたそうだ。

身近でこの様なことが起きていることに驚いた知人。 子どもの貧困を本当に感じたという。

この話を聞いて、またまた  胸が詰まってきた私。いつどうなるか分らない今の世の中。天災はある程度覚悟できたとしても、果たしてこの問題、自己責任だけで済ましていいものだろうか。

先日目にしたブログの中の新聞記事が頭のなかをよぎった。

月9万8500円支給。県立高校卒業資格取得。

経済的徴兵制がますます広がりそうな予感が。