毎週日曜日の大河ドラマ「西郷どん」を観ている。主人公の西郷どんに扮する鈴木亮平さんがニカッと笑うところは少年のようで何とも可愛いらしい。
と言ったら怒られるかもしれないがおよそ、西郷さんとはイメージが随分違うようにも感じる。情に厚く弱さも見せながら芯が強く、皆から信頼され慕われる西郷どんを演じている姿に拍手。
ドラマの内容も史実とは違うと言う意見もあるようだが、それはそれでよいのではと思っている。
多少なりともあの時代の歴史の流れがわかり毎回楽しみにしている。
ところで先日の赤旗しんぶんの潮流にこの西郷どんの「倒幕」のことに関する記事が出ていて、ドラマには出てこないであろう裏の真実を知ることが出来た。
幕府も討幕派も新鋭兵器はアメリカの南北戦争で余った武器を輸入したという。
欧州の「死の商人」たちが破壊力の強い武器を米国に売りまくり、大量に余った武器を、英国商人のグラバーや坂本竜馬を介して幕府や討幕派に売り込んだそうだ。当時、日本は外交関係を持つ米英仏が日本政府(幕府)以外の勢力に武器を売ることを条約で禁じていたにもかかわらずだ。
殺傷力が強く操作もしやすい銃は短時間の訓練で庶民を兵士にすることが可能になりこれが「国民皆兵」の始まりだと書かれていた。
それから150年この夏、防衛省は来年度の概算要求で5兆3000億円を超える額を要求し、アメリカから高額な米国製武器の導入を進め、トランプ政権の武器の売り込みに安倍は言いなりだとも。
外国からの脅威は武器を使っての戦いから平和外交へと国際的にみても変わってきているというのに「武器を買うより他にすること一杯あるでしょう!!」と言いたいところだ。
さて、話は西郷どんに戻り、昔、小学生だった頃、「一かけ、二かけ、三かけて・・・という唄をゴム跳びか手まり唄で歌っていたことを思い出した。
その歌詞の中に「十七八の姉さんが片手に花もち線香持ち~ねさんねえさんどこ行くの、私は西郷隆盛 娘です。明治10年3月3に討ち死になされた父上のお墓参りに参ります。」この歌詞しっかり覚えていた。
一かけ 二かけて 三かけて
四かけて 五かけて 橋をかけ
橋の欄干 手を腰に
はるか向こうを 眺めれば
十七八の ねえさんが
片手に花持ち線香もち
姉さん姉さん どこ行くの
私は九州 鹿児島の
西郷隆盛 娘です
明治十年 三月三日
切腹なさった 父上の
お墓参りにまいります
お墓の前で 手を合わせ
南無阿弥陀仏と 拝みます
大河ドラマ「西郷どん」テーマ曲(オープニング映像)