大津市主催の「人権・生涯」学習講座に参加した。
2回目の講座で「性別や国籍を問わず輝ける地域づくり」と題して藤田アニコーさんの話を聞いた。ハンガリー出身のアニコーさんは空手が大好きで日本に来られ現在は循環型社会構造研究所えこらの代表をされている。堪能な日本語で日本の文化が薄れていくことを残念に思うと話されていた。
例えば日本には武道、華道、茶道というように唯、単に技術を学ぶだけでなく「道」という言葉が使われている。
そこにはいろいろな意味が込められていて人格の形成にも大きく関与しているという。
実際に「ありがとう」と言う言葉をありきたりに言ったときと心を込めて言った時の違いを参加者全員が3人一組で実施した。挨拶の後に一人が二人の腰の辺りを押すと、いい加減な挨拶をしたときは押されると体がよろけて前に倒れたが心を込めて挨拶した時は殆ど体が動かなかった。私もこの実験には驚いた。これだけ心が体に影響を与えているとは!
又、ハンガリーと日本の違いや共通点なども話された。最後に「DNAの旅」という映画を観た。
字幕が小さく見えづらかったが、あの国の人は嫌いだとか言っている私達の体の中のDNAがいろいろな人たちと繋がっているという内容だった。
人権推進委員長という役がたまたま自治会で回ってきて、参加することになったが、いい機会をもらえたことに感謝。
「DNAの旅」 日本語字幕版