雑談力という本が出ているらしいことを知って、少し驚いた。
新聞の記事にも雑談が出来ずに悩んでいる。人と気楽に話が出来ない人が多いということなどが書かれていた。
スマホのラインで往き来する短文ばかりに頼っているから、こういうことになるのかもしれないなぁと思った。
娘の職場でも本人が傍にいるにもかかわらずメールで伝えようとする人がいたとか。会社や学校を休んだり,辞めたりするときもメールで送ってくるという。
このまま行ったら言葉も文章を書くこともだんだん退化してくるのではないかと思っていたが、やはりその兆候が進んできているようだ。
養老 猛先生もおっしゃっている。
「現代の若者は、ノイズを嫌います。面と向かって人間と接するよりSNSのほうが好きなのも、これに関係しているはずです。会社では若い社員が課長にメールで報告をする。同じ部屋で働いているのに。課長の顔を見たくないんですよ。ノイズがいっぱい詰まってますから。もし、機嫌が悪かったら嫌だ、なんて。仲間同士でも、メールで話す。本人の顔を見ると余分な情報が入ってきてしまいますから。これが本質です。」と。
雑談なんて簡単なもの!私などお手のものよ!と言いたい気分だが、しかし雑談とムダ話は違うと書かれているのを読んだ。
なるほどそうか!と思った反面、お喋りな私はなんでやねん!ムダ話はしませんってことになったら、つまらないよ!
それにムダ話の中からでも時にキラッと光るいい言葉が聞けたりするのよねぇ~。
そんな固い、真面目な話ばっかりしてたら、世のなかの人の顔 どんな風になるのやろう?ハッ、ハッ、ハッ 想像したら面白い
でも、お釈迦様もムダ話はいけませんと言うたはる・・・ムダ話せんと修行せよ!・・・・・・・・・