忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

堀田 力さんのお話を聞きに、「ありがとう」はお金じゃ買えない魔法の言葉

2019-09-25 | 日々の業

先日 弁護士、元検察官で現在は公益財団法人さわやか福祉財団の会長をされている堀田 力さんのお話を聞いた。

講演のテーマは「自分を生かして地域に貢献~これからの時代のシニアの生き方~」だった。

話のなかで特に心に残ったことを箇条書きしてみると

施設に入っている人のなかでこれまで世のなかで大事にされてきた人、たとえば経歴で「長」や「士」のつく肩書きだった男性の方たちが誰とも話すこともなく一人ポツンとされていることが多い。その点女性は仲間をつくって話したりできる人が多い。こうしたことからも

一、食事は一人で食べるより仲間と一緒に食べると唾液の分泌が多くなり消化にも良い。

二、仲間と気楽に笑って過ごすことや、困った時に相談できる仲間がいればいるほど長生きできるということがアメリカの調査でわかった。

  60歳を過ぎたら「助けて!」と言える人か言えない人かによって長生きできるかどうかが決まるそうだ。

三、 自分の好きなことで誰かの役に立とう。

四、「ありがとう」はお金じゃ買えない魔法の言葉

五、お互いに褒めあいの生き方が幸せな人生へ。

新聞でよく目にする堀田さんだが、当日お目にかかると、写真より少しお年を召された感じで年齢も85歳だと言われた。しかし、講演の間 2時間近く立ったまま話されたのに驚いた。

「ありがとう」はお金じゃ買えない魔法の言葉というお話しが心に強く残った。自分の身体が不自由になり何もできなくなった、人の役にも立てそうにないと思っても「ありがとう」と言えるだけで誰かの役にたっているということ。そしてそのような自分でありたいと願った。

「60歳過ぎたら「助けて」と言える人が長生き・・のところで私は60過ぎどころか、もっと前、前から人に助けられぱなっしだ。これまでどれだけ多くの人たちに助けてもらってきたことか!それに比べ人を助けたという行為はどれほどあっただろうか?これからがそのお返し時だというのに、身体はしんどくなるばかり。それでも助けてっていってきたから随分長生きするのだろうか?あとは「ありがとう」しかない。

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