忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「被災者復興住宅の孤独死が後を絶たず」という記事から

2020-01-18 | 世の中のこと

昨日1月17日は阪神大震災から25年目の日だった。現地から遠く離れた我が家でも今まで味わったことのない揺れに声すら出せずにじっとベッドにしがみついていた。毎年この日には神戸までは行けないが自宅で祈りを捧げている。今も忘れようにも忘れられない映像が脳裏に刻まれている。

あの日からもう25年が経った。当時一番上の孫は1歳だった。その孫も昨年結婚し、子供が生まれた。まだ生まれていなかった孫が夫々22歳、20歳、19歳。一番上の孫も他の孫たちも震災を知らない。

今朝の新聞に「高齢化共同体の危機」という大きな見出しとともに

「被災者復興住宅の孤独死が後を絶たず」という記事が載っていた。

仮設住宅が解消された2000年以降も兵庫県内の借り上げ住宅などで1172人が孤独死

「たむろ禁止」の張り紙・75歳以上の単身世帯を対象に月3回の見回りを業者に委託の文言が空しく響いた。