忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

普通の暮らし

2011-04-18 | 生き方を学ぶ

 

毎日が普通に過ぎていくことがこんなに有難いことだと感じたのは手術を2回も経験し、もうこれで死んでしまうのかなと不安に襲われた事からもあるが、今度の大震災で被災された方々のことを思う時、日常のありふれたことがどんなに大切だったかがわかる。

最近になってやっと横向きに寝られるようになったことが嬉しい。これまでは手術時に入れたお腹の横のドレーン(右に3本、左に2本)が横腹を圧迫して「横になって体位を替えなだめよ 床ずれができるから」と看護師さんに言われても痛みが走り少しも横向きになれなかった。

以前交通事故にあい、胸を強打した時も同じように横向きになるのに自分の顔を手でささえて横を向いたことがあったが、このときも本当に苦労した。洗顔やシャンプーで前かがみになることも、笑うことも、荷物を持つことも全てが痛みの元となって現れ、こんなことでこんな部分の筋肉を使っていたのかと改めて驚いたものだった。

家の中の洗濯、炊事、掃除、諸々の用事のすべてを普通に出来ることが、(今は休み休みだが)退院してから本当に有難いことだと感じている。

被災地の方々にも一日も早く普通の暮らしに戻れるようにという願いも、何とはなしに遠くにいきそうで・・・。

それでも 未来ある子供たちの笑顔に励まされつつ生きていく望みをもって進んで欲しいと祈るばかりの毎日です。

             

 


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