自販機の前に立って気づいた。
冷たいお茶は大きなボトル、温かいお茶は小さいボトルで売られている。
今は冬、暖かいほうがよく売れると思うのだが、売れそうなほうの入れ物が小さいのはなぜか。
ポケットに忍ばせて懐炉代わりにするには小さいほうが都合がよいからだろうか。
S社に尋ねてみたら、やや肩すかし気味の回答が来た。
「ホットの 500 mlペットボトルは、飲み終わるまでに冷めてしまうということもあって販売していない」
見事はずされたが、ヒントはつかめた。
そうか、大きいボトルは飲み終わるまでに冷めてしまうから、温かいお茶は小さいボトルがよい、ということだったか。