・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

整然/雑然

2011年03月22日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)

 

津波の跡は、雑然と見えながら、ガチャガチャになっていても、ゴチャゴチャではない。
大自然は壮大な整理能力をもっている。
全く使えないものは持ち去りながら、祖母と孫の尊い命を、10日近くもつなぐためのものを身近に残していった。


この壁面も、はじめは常に整然とさせているつもりだった。
好んでゴチャゴチャにすることは、まずないから。
はじめは置かないことにしていたモノも、いつの間にか増えていく。
みなそれぞれに、とりあえずを引きずりながら、そこに残る。

雑然を整然に戻す方法は一つ。
もう使えなくなった余分なものを取り去ること。
取り去るには手がかかる。そんなことはあたりまえ。
職を失った人には、整然への回帰に関わることこそ、格好の仕事ではないか。
人を助けながら街をきれいにしておく、そのぐらいのカネはお出しなさい。