豊洲に移転した築地市場あとに残された、ネズミの行き場所が心配されています。
まず食べもののあるところを探すなら、もう残された場外市場に潜り込んでしまっているでしょう。
市場から外に出さないよう、都は、敷地周辺で塀がない部分などを高さ1.5メートルのトタン板で囲う「封じ込め」を展開し、粘着シートなどで8月に739匹、9月に333匹を捕獲したと報じられています。
都の担当者は「捕獲数が減っているのは、母数が減っている表れだ」と説明しているそうですが、これは飛んだネズミ算です。
ネズミに10月移転の予告が伝わっているはずもなく、移転とは無関係に動き回るところを捕まえた、前々月、前月の実績にどういう意味があるのかさっぱりわかりません。
数字を示せば何か仕事をしたことになり、それを聞き出して記事にすれば何か伝えたことになると、西新宿や大手町の大ビルに毎日通う人は思っていらっしゃるのでしょうか。