いま、千代田のどこかで行われる記者会見は、金乞人の集まりらしい。
質問の意図が、金乞人根性丸出しなのだ。
その金乞人たちを操る者は、ある筋からの指令、あるいは要請をもとに、発言、失言の狙いどころを決め、質問の言葉や順序を用意する。
その指示に従うことが記者の仕事だと教え込まれている金乞人たちは、その質問が、何を意味しているかなどには全く無頓着、命ぜられた筋書き通りにただただ質問を続ける。
なぜそんなことを仕事と思って続けるのか、生活がカカッているからという、自分への慰めかごまかしの言葉を忘れずにいるからだ。