・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

無駄づくり

2018年10月16日 | つぶやきの壺焼

「たばこ被害の警告表示、箱の面積50%以上検討」
新聞ニュースの見出しです。

箱ではなく柔構造なので袋と言ったほうがよさそうですが、それはともかく、被害の警告文字をわざわざ箱に印刷して売りに出すという変な商品は、たばこ以外に思い当たりません。
その警告表示を、箱の面積の半分以上にすることを検討するというのです。

こんなバカげたことをほかの国もやっているのかと、それらしいサイトを覗いてみると、じっと見てはいられないような絵が印刷されているのには驚きました。

箱のこういう絵も、初めの一瞥だけで次には気にしなくなるのでしょう。
それなら、警告を箱に印刷しておいても、さほど効き目はなく、箱の面積の3割でも5割でも、変わりはないだろうと思います。

では何のための警告文字面積増量なのか、2020年に外国人が大勢来たとき、WTOに協力しているところを見せようという、見栄のはしくれとしか考えられません。

JTには損害でも補助金が出ればOK、印刷屋さんは仕事ができて歓迎、だからみなハッピーでしょうか。
しなくても済むことをするのですから、恩恵を受ける人がいれば損害を被る人も必ずいます。

無駄づくり女王」と呼ばれる方の、合理的に作られた無駄とは、ちょっと違うように思います。

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二重課金

2018年10月15日 | つぶやきの壺焼

「お笑い 二重課金」
こんなお笑い番組のネタになりそうな、見事なシステムが、現存していました。

いくら懐を気にしないお金持ちから取るにしても、こういうのはいけません。

黙っていれば返ってきません。
黙っていなくても、現金払いの証拠がなければ返ってきません。
もし現金払いで通ることがあったら、領収書をしばらくの間保存しておきましょう。

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共同提言

2018年10月14日 | つぶやきの壺焼

北海道洞爺湖町で10月10日~10月12日に行われた、日中与党交流協議会の共同提言に、また奇妙な文言が現れました。

北朝鮮による日本人拉致問題を念頭に「対話や協議を通じて関係各位が歩み寄り、それぞれの合理的懸念が全面的に解消するよう努力する」などと記した共同提言をまとめ、閉幕 (サンケイ報

「合理的懸念が全面的に解消」これはどういうことなのでしょう。
論理のとおった懸念は持たないような状況をつくってしてしまうとも読み取れます。

隣村との村役の集まりのようなことに誰かを差し向けて、酒でも酌み交わしてくれば、それでいくらかは気持ちの棘も丸くなるだろうと、相手は思っているかもしれません。

連れ去られて半世紀も経った人たちは、そんなことは知らされずに、辛い毎日を送っているでしょう。

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こどもの国:2

2018年10月13日 | つぶやきの壺焼

開催国のこどものような無茶な注文が気に入らないと参加をやめた観艦式に、そんな注文は無視して軍艦旗を掲げ、参加した国があったと報じられています。

<記事抜粋>
現地からの映像や情報によると、このうち軍艦旗として国旗を使用している米国を除き、オーストラリア、タイ、シンガポール、カナダなどの艦艇が国際常識に従い、軍艦旗を下ろさずパレードに参加したもようだ。


あとから知ったこの情報、先につかむ方法はなかったのでしょか。
知らないふりをしないと不参加の理由がなくなるので、後からわかったことにしたのかどうかはわかりません。

不招待では具合が悪いので、これでお互いに思いどおりになったのかもしれません。
餅を焦がさずに焼くのは、とっくり返しひっくり返し、厄介なことです。

いちばん気分の悪いのは、どこの主催であれハレの場に、行きそこなった自衛官の方々でしょう。

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ネズミ算

2018年10月12日 | つぶやきの壺焼

豊洲に移転した築地市場あとに残された、ネズミの行き場所が心配されています。

まず食べもののあるところを探すなら、もう残された場外市場に潜り込んでしまっているでしょう。

市場から外に出さないよう、都は、敷地周辺で塀がない部分などを高さ1.5メートルのトタン板で囲う「封じ込め」を展開し、粘着シートなどで8月に739匹、9月に333匹を捕獲したと報じられています。

都の担当者は「捕獲数が減っているのは、母数が減っている表れだ」と説明しているそうですが、これは飛んだネズミ算です。
ネズミに10月移転の予告が伝わっているはずもなく、移転とは無関係に動き回るところを捕まえた、前々月、前月の実績にどういう意味があるのかさっぱりわかりません。

数字を示せば何か仕事をしたことになり、それを聞き出して記事にすれば何か伝えたことになると、西新宿や大手町の大ビルに毎日通う人は思っていらっしゃるのでしょうか。

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標題に心をこめて

2018年10月11日 | つぶやきの壺焼

「中国から来たお客様へ」という標題の注意書きが貼られた店があるそうです。
見つけて記事にしたのは、香港のネットユーザーとされていますが、それがどこの国の人かはわかりません。

こういうのを会心の文と呼ぶのではないかと思います。
見つけた人が、香港生まれの香港人であれば、この値打ちはまた上がります。

なぜ会心というのか、それを説明したのでは会心の値打ちが下がります。
いちいちこれはこういうわけでと付け加えれば、もう日本語でなくなります。

これは、日本人による日本語表現の見本のつもりです。

 

 

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裏マンガ

2018年10月10日 | つぶやきの壺焼

「日本沈没」の著者小松左京は、別名でマンガも書いていたそうです。

そのなかに「ぼくらの地球」というのがあって、あれ、どこかで、と思ったらまた別の著者のあのシリーズでした。

裏で書いていたマンガ、「うらまんが」で変換したら、最初に出てきたのは「恨まんが」。

恨まんが、その前の「何を」と、後の「それで」を想像すると、笑点流にお話が次々に出来そうです。

笑点も、近ごろは台本読み上げ番組に堕し、焦りの展開が繰り返されるだけになってしまいました。
裏にマンガが見え隠れするような、面白い番組に裏返ってほしいと思っています。

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月章旗の国

2018年10月09日 | つぶやきの壺焼

日章旗にあやかった国旗をもつ国があります。

「海で暮らすなら パラオ島におじゃれ」と、むかし歌われた、オセアニアの島々のうち最西、フィリピンの東側にあるパラオ共和国です。

月の丸は、歴史を振り返る旗印になります。
間もなく見られなくなる、この動画でその由来がわかります。

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あざむき王国

2018年10月08日 | つぶやきの壺焼

お店の前の道路を広くしましょう、道路を広げれば、遠くからも人が大勢やってきてお店は大繁盛間違いなしです、お金は貸してあげます、まず道路ができてから話はゆっくりいたしましょう、とニコニコ顔で持ち込まれたお誘いに、人の好い旦那はつい話に乗ってしまいます。

資金の貸付まではさっさとやってくれました。
ところが、うちの出入りの優秀な会社にお任せなさいと言われ、見ていれば出来あがると思っていた道路の工事はさっぱり進みません。
ゆったり工程でのんびり出来あがった道路の開通前に、資金返済期限が来てしまいました。
約束どおりお金は返しなさい、返せなければお店を引き取ってあげますよ、あなたにはそのお店で働いてもらいますから大丈夫、ご安心ください、と来たときの怖い顔がまたニコニコ顔に変わっていきます。

前の道路のお掃除は、そこで働かされることになった元旦那の役目、食べてはいけても仕事が増えて大忙しの毎日です。

旦那は何を間違ってしまったのでしょうか。
約束とは相手には守らせ自分が破るためにするものと決めてしまっている、お話し上手な怖いおじさんの正体を見抜けなかったのが大失敗でした。


「国際スタンダード」を重視する姿勢を示すことで、何とか傾きかけた財政を立て直そうと、懸命になっている国があります。
しかし、一度掲げてしまったあざむき王国の看板の裏側に、至誠の国などと書いてそちら側を見せたところで、いつまた裏返るかわからない看板にだまされることはもうありません。
なかには、騙されているふりをして、うまいことやろうと思っている人もいます。
その人、その国は、もうあざむき王国グループの一員です。
いずれ世界中から爪はじきされることになるでしょう。

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こどもの国

2018年10月07日 | つぶやきの壺焼

観艦式に参加する外国艦の掲揚旗に注文をつけるのは、私の誕生日にはこういうリボンをつけて来なさいと指図をするのに似た、こどもの言い分です。
「それなら私は行かないよ」「勝手におし」で済めばよいけれど、みんなが私も行かないと言い出したらどうするのでしょう。

甘えん坊の駄々こねを、その国の体質のようにしてしまったのには、付き合ってきた多くの国のそれぞれにも責任がありそうです。
いきなり直せと言ってもそれは無理、言い分の通らないことを示してやることもだいじです。
悪くもないのに謝るふりや、ご機嫌とりになだめるふりなど、決して見せてはいけません。

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作り話

2018年10月06日 | つぶやきの壺焼

架けた橋をどう呼ぶかで日本橋となった、橋の上に道路を通したのはオリンピックに間に合わすためだった、これらはみな作り話でした。

日本橋の真上に首都高…意外と知られてない真相

「歴史は夜作られる」という映画がありましたが、「話はあとから作られる」もののようです。

小説家は駄法螺を吹きながらナントカ賞をもらうこともありますが、政治家が作り話にうっかり乗ってしまうと、たかられたり責められたりする細工話を拡大再生産してしまいます。

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人事の評価

2018年10月05日 | つぶやきの壺焼

人事は、組織の大小にかかわらず、その命運を左右します。
その成否は、時間が経たなければわかりません。

大きな人事の発令直後の評価アンケートは、ただの好き嫌い感情の集計でしかなく、これほど無意味な嫌らしいものはありません。

好き嫌いは十人十色、そんな統計を取ってみたところで、ニュース種の穴埋めにしか役立たないでしょう。

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再教育施設

2018年10月04日 | つぶやきの壺焼

子供の教育は育てることですが、大人の教育には頭を固まらせることが多いようです。

再教育と呼ばれるものには、教育の補完という真摯なものもあるでしょう。
しかしその"再"が、もう一度どころではなく、毎日まいにち朝から晩まで反省の繰り返しで、期限は命の続く限りだったらどうでしょう。
まさかそんな、と思うことが行われている 「再教育収容所」が実際にあるのです。

花咲く春だけを望んでのんびり仲良くのつもりでいると、こんな再教育を受けさせられる日が来ないとも限りません。

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表現の不自由:2

2018年10月03日 | つぶやきの壺焼

昨日のモンスタークレームのことで、載せてから気づいたことがあります。

アンケートの対象は日本人だけだったのでしょうか。

接客業務の従業員には、外国人が増えていて、その人たちも対象に入っていれば、日本語の正確な記述を求めても仕方がありません。

さて、どうなのでしょうか。

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表現の不自由

2018年10月02日 | つぶやきの壺焼

「客の“モンスター”クレーム 従業員7割が悩む」
見出しにこう書かれたニュース記事があります。

そこには、労組が行ったアンケートで、文章になり損ねた文字列が、従業員らの悲痛な声として紹介されています。

・「だしがぬるく、交換を提案したところ、『水を入れて飲め、豚』とののしられた」
・「客が完食後に『まずかったからタダにしろ』と言われ、断ったら怒鳴られた」

「だしがぬるく・・・の文字列から意味がわかるのは、「ののしられた」という末尾6文字のみです。
切れ切れの言葉が並んでいるだけで、その場の状況が読み取れません。

「客が完食後に・・・のほうは、助詞を入れ替えて読み直さなければ、やはり意味が通じません。
幼児のおしゃべり同様の言い方しかできない、気の毒な表現の不自由は、はっきり話し、はっきり聞く能力を、店に出られる年齢になる前につけ損なったためでしょう。

「アンケートの自由記述欄には、従業員らの悲痛な声がつづられていた」と報じられていますが、悲痛さよりも滑稽さのほうが先に立ちます。

これでは酔客の暴言にただおろおろするばかりで、明るく言い返すこともできないでしょう。

労組が厚生労働相に、事業者が講じるべき措置を定める法律の制定を求めたとされていますが、なんでも法律で解決しようと考えるのは、集団脳枯固の異常現象です。

ある大学の先生は、『賢い消費者』を育成するための消費者教育なども必要とおっしゃっておられるようですが、消費者教育ではもう遅いでしょう。
ものの言い方聞き方話し方の教育は、小学校の基礎学習項目です。

労組だから厚生労働相に物申すというのも、タテ割り無融通のあらわれで、目指すべき相手にもう一つ、文科省をお忘れのようです。

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