籠の鳥は可愛そうだ、せめて空を飛ばしてやりたいと、紐をつけた鳥使い。
落飾して、獣との勝負にこだわらなくなった金太郎。
父を知り、母を知ったオイディプス。
鳥使いは、鳥に連れられ大空を舞い、地上を忘れる。
金太郎は人里に下りて、人間を知る。
オイディプスは、親を知ることでコンプレックスを脱する。
鳥使いはオイディプスであり、オイディプスは金太郎であり、金太郎は鳥使いである。
鳥は親性であり、親性は獣である。
鳥使いは、私自身なのだ。
・・・・・。
訳のわからない物事や関連性の無いストーリーが何を意味するのかに、整合性を求めることは疲れる。
こんな疲れることが、夢では頻繁に起こる。
なんだったのだろう。という感情が、朦朧とした中に残る夢がある。
コントロールできないからこそ、夢は夢としての価値があるらしい。