殿!積年の敵を追い詰めてござりまする。
にっくきあ奴。存分に成敗してやりましょうぞ。
・・・まてまて。逃げ道を一箇所作っておいたか?
は!お申し付けどおり北の方角に。
・・・ん。敵がそこを見つけて逃げるなら好し。
決して追うでないぞ!必死の敵は鬼門じゃ。
・・・・・。
殿。逃げ口を知りながら、敵の大将が一人でやって参ってございまする。
斬りまするか?
・・・お。来たか。北から。
好し。通せ。斬ってはならぬぞ。
・・・・・。
殿!とのような話でござりましたか?
・・・ん!あやつめ。こう言いおったわ。
-わしの想い、しかと見届けた。拙者も武勇優れるは古今に比類なき者と申してのう。かくなるうえは、旗下に入りますゆえ天下をお取りなされ。とな。-
・・・・・。
窮鼠猫を噛む。
窮鳥も懐に入れば殺せまい。
逃げるものは追わず。来るものは拒まず。
・・・敵もさるものよのう。
・・・・・。
逃げてはなりませぬ。
にっくきあ奴。存分に成敗してやりましょうぞ。
・・・まてまて。逃げ道を一箇所作っておいたか?
は!お申し付けどおり北の方角に。
・・・ん。敵がそこを見つけて逃げるなら好し。
決して追うでないぞ!必死の敵は鬼門じゃ。
・・・・・。
殿。逃げ口を知りながら、敵の大将が一人でやって参ってございまする。
斬りまするか?
・・・お。来たか。北から。
好し。通せ。斬ってはならぬぞ。
・・・・・。
殿!とのような話でござりましたか?
・・・ん!あやつめ。こう言いおったわ。
-わしの想い、しかと見届けた。拙者も武勇優れるは古今に比類なき者と申してのう。かくなるうえは、旗下に入りますゆえ天下をお取りなされ。とな。-
・・・・・。
窮鼠猫を噛む。
窮鳥も懐に入れば殺せまい。
逃げるものは追わず。来るものは拒まず。
・・・敵もさるものよのう。
・・・・・。
逃げてはなりませぬ。