南無煩悩大菩薩

今日是好日也

梅雨の森で。

2008-06-28 | つれづれの風景。

見つけた雨装束。

蓑虫蓑傘蓑装束。

みのたけにぴったりの。

なんで垂れ下がっているのかといえば、たぶんあまだれにうたれたのであろう。

このあま。と怒ってもいたしかたもなし。うたれよわいのが弱点。

なんせ枯れ枝で出来ている。

なんで枯れ枝かといえば生枝は身にまとえないからである。

なんで身にまとえないかといえば、身にまとえないからである。

みづくろいをする蓑虫の虫を早送りで見ると判るのである。

しかし一番の理由は、生枝だと打たれ弱さがでたときに、重すぎて地上に落ちると死活問題になるからである。

この状態に踏みとどまれるのである。

軽いので風さえあれば、不規則なウィービングで、敵をかわせることも出来るのである。

たかが蓑虫とあなどってはいけない。

うたれ弱さを防御に変える進化の賜物である。

弱みを持って強みと為す。淘汰の末の偉大なる自然界の贈り物なのである。

おお。蓑虫大明神。

コメント
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