逢いたさ見たさ欲しさに心を忘れ。
山東京伝さんに学ぶのは、せつないのは、せつがなくなってしまうからでありましょうなぁ。
素肌に片袖 いなせに羽織り。
洗い髪の 鬢もうるわし湯上り吐粋。
忘られぬ 身は想い出しもせぬほどに。
あらぬこととは 思いきや。
はにかむだけなら 害は無い。
想うているぞよ せつもなく。
ほんに難儀な せつがある。
思うているぞへ わしゃほんに。
男にとっての女。
女にとっての男。
なぞと言うものは、「せつ」というもののメタファー(暗喩)のようでもあります。
関東では粋(いき)
関西では粋(すい)
と申すものでございましょうか。
「せつ」の持ちようもそれぞれのようでございます。
ああ。せつが無い。
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