南無煩悩大菩薩

今日是好日也

芸子。

2006-06-01 | 日日是好日。

田んぼに水が張られて。

夜の帳が降り始めたとき。

その風物詩がはじまる。

梅雨に霧むる前の。

苗のそよぎの薫風の後。

無姿有声の幕が開く。

前途有為の序詞。

水陸両用の結節点の謳歌。

その調べを荘厳と言わずにおれようか。

役者は揃った。

なんと鳴く?

ゲーコ。ゲーコ。ゲーコ。

・・・・。


おたまじゃくしは蛙の子。

兄弟の見分けは付かないが、子供と大人の区別は確実だ。

人には真似のできない芸当。突然変異。変態性高気圧。


ホレ見てみい。聞いてみい。

芸子稽古。ゲーコゲーコとボクには聞こえた。


帰り道の啓発。

かえるが鳴いている。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (無屋。)
2006-06-02 11:47:25
普段は何処にいるのかさえ判らないのに、この季節は我此処にと、鳴きに鳴きます。宴の後には、そのうちにトコロテンの中に小豆を入れたようななが~い卵が浮かんでいます。つっついてもなかなかやりよるなぁの保護膜で。やがて、眼が出て足が出て、巨大な精子のなれのはてのような生き物がトコロテンを破いて出てきます。杓子定規ではないおたまじゃくし達の乳離れです。・・・どっとはらえ。



飽きもせず田んぼや池で見ていた小童(こわっぱ)時代を背中に感じております。





ありがとうございます。

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わたくしには、稽古!稽古!と聞こえます (みゆき生け花教室)
2006-06-02 00:58:02
 こんにちは~



大きな蛙でグウ・・ブウ・・と鳴くのは食用蛙だと

思っておりました。そしてまたの名を『ガマ』だと。



むか~し・・昔、祖母が

「ガマとショックン(食用蛙)とは違うでなァ」

「ガマは人も動物もみ~~んな食べてしまうでなァ」



「ショックンは人間が食べる。ガマは人間を食べる」

・・・どっとはらえ←おしまいの意



先生のお話は、風物詩!です。

       抒情詩!です。

       ポエム!です。



先生のいつもの言葉のマジックの世界ではない、

もうひとつの、先生の世界に入り込んで

しまいました。



感動 
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