バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

バンは留守番

2008-03-18 06:33:15 | 川上犬
 3日間を別所温泉で過ごし、野田に戻ってきた。
 家を留守にすると何かと心配。家の管理、防犯、家族の食事・・・。洗濯も食器も溜まっているんだろうなーと憂いながらの帰路になる。
 しかし、何より心配なのは、一人(一匹)にしてきたバンのこと。

 バンは、私がコロコロバッグを持って家を出ると、その瞬間に「どこか遠くに行くんでしょ?」と悲しそうな顔をする。門を出ると途端に、「ウォーン、ウォーン」と情けない声で後追いする。
 バス停まで歩いていく道のり、後ろ髪引かれるようにバンの鳴き声が聞こえていた。

 バンは私が帰宅すると、いつも門の前で前足をそろえて迎えてくれる。たとえ近所への短時間の買い物の時でも。ずっとこうやって数時間座っているわけないだろうから、車が近づく音が聞こえた時点からこうして待っているのだろうと思うけど。

 3日ぶりの再会で、「早く、早く」と腰を振りながら大騒ぎして迎えられた。
 そしていきなり「あそぼう、あそぼう」とくる。

 犬は人間にかわいがられ続けるために、いつまでもオオカミの赤ちゃん時代の特性である、「甘える」を一生残しているのだという。甘え上手な点は見習いたい。
 ひとしきり庭で遊んでやり、家に入った。

 それからしばらくして、部活から帰った娘を迎え、
 「留守の間大変だった?」
 「別に」
 
 かっわいくないの。バンを見習った方がいいよ。