バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

刺激よりも安全を選びたい学年

2009-07-01 07:51:20 | バネ
 授業最初にやるテスト。作っていると、ついチョイひねりをいれてしまう。バネ1年目の時、オールひねりで問題作ったら「先生、難しすぎます」と優秀な子に言われてしまった。その優秀な子にとってやりごたえある問題設定だった。わざわざ塾に来ているんだから、できない問題をできるようにして帰すのだから。できない問題出すのが当たり前だと思っていた。それだけに先の指摘は少々びっくりした。しかしよく見るとその子にとって難しすぎるというのではなく、他の子にとってであって、仲間の状況を客観的に伝えてきたのだった。その言葉を受け,次ぎの授業ではひねりをなくしたら皆嬉々として解いていた。それ以来テストは8割は確認、2割はチャレンジで作るようにしている。「なんだ、かんたーん」って叫ばれると、うーんって気持ちになるけど、解けることでやる気になるならそれはそれでよし。
 だったけど、つい昨日は全ての問題にちょいひねりを入れてしまった。「できないかもしれない」とネガティブなつぶやきをわざと聞こえるように言う子。学力上がってきているし、刺激がさらに上に導くかと思って作ったが、少々タイミング早かったか。チャレンジで燃えるタイプと、安全で安心するタイプ。