バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

ゴールは終わり

2009-07-23 11:37:52 | Badminton
 小学生の頃、夏休み学校のプールは毎日あった。それも午前、午後も。昼食べにうちに帰りまた夕方まで泳いだ。プールカードにズラーッとハンコ押され、2学期に先生にほめられた。「皆勤は○○さん兄妹です。」うちじゃん。それって夏休みどこにも出かけていない証拠だから子どもとしてはちーっとも名誉じゃないのに、大人にはその辺の事情わからないんだよね。うちの父親は、自分の絵に夢中で、子どものために何かするってことなかったと思う。などとブチブチと思い出に腐ろうというのではなく、その夏休みプールでの事件の話。
 友達と25メートル背泳で競争し、ゴールで思いっきり手のひらをコンクリートにぶつけてしまった。ゴール直前であることに気づかず、まだ先まで泳ぐつもりで力強く腕を後に振り下ろした。骨折!しなかったけど、骨折級の痛さで、それ以来背泳するときはゴール近くになると後を気にして失速させるようになった。
 日本人の水泳選手達がゴール間際になると失速するのはなぜだと思ったトレーナーがいろいろ研究したら、手をぶつけるのを怖がっていたというのでは全くなく、ゴールを意識した途端脳がブレーキをかけてしまうとわかったのだという。その辺の意識トレーニングを積んだら、日本人が記録を伸ばし始めたというのだけど、なーるほどね。バドミントンなんかでは21点を目指すんじゃなくて、23点くらいを目標にしたり、決勝戦の先にもう1回順位決定戦があると思う心構えが大切ということですね。
 最近の野田ジュニア。若葉出場でもうゴールインしちゃってる感があるんだけど。