バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

後藤純男展in松伏町

2010-02-25 16:15:30 | 
 後藤純男展を観に行く。松伏町制40周年記念事業で、松伏町中央公民館で開かれている。
 エントランスに着くやいなや、いきなりライト浴びせられと思いきや、HGコーチに「お待ちしておりました。ご案内いたします。」と迎えられた。人の入りは子ども県展並で、こんな田舎にどうやってこれだけ人が絵を観に集まるのかってほど、わやわや人が出入りしている。まず最初に、ちょっと声をひそめて、と言っても地声が大きいので周囲に丸ぎこえなんだけど、「ここで一番人気は、これです。」とH解説者が指差す先は、石川遼君が贈った花。
 「ダバダー、違いが分かる男の、ほら」ですよって、HGコーチは今にも歌って説明しそうになりながら、作品解説をしてくれた。にわか勉強とは思えない程、丁寧な解説をもらいながら一通り作品を見て、次ぎは一人でゆっくり2周目に入る。作品は確かにすごいし、圧巻だった。描きたい景色になるまで3日待ち、そこで3時間でスケッチし、自宅で3ヶ月で描きあげたという作品をはじめ、スケールと色に圧倒。しかし自分的には何がすごいかって、もう1点は、町役場の職員が皆そこでは学芸員となり、作品の解説者となっていたこと。予想以上の人の入りに高揚したスタッフの様子が、文化祭的で、これほどまでのハイレベルのイベントなのに、町の人の顔が感じられるというのが素晴らしい。人口3万の町だというので、うなずけます。こういう規模の町でジュニアやると強くなるんですよね、などと話しながら会場を後にしました。
 周囲の田園風景はすぐさま立ち去るには惜しい感じで、適当に車を走らせると感じのいい池のある公園がすぐ脇にあった。なかなかのスポットなのに、ほとんど人がいない。釣りしている人と散歩の人数人程度。いつものバッグでないから、スケッチブック入っていなくて残念と思いながら、池の周りを1周しスケッチアングルを探す。ほぼ1周終える頃、いいねーというアングルに到着。今度ここに絵を描きに来ようと思いながら写真を撮る。公園脇の家の人は毎日この景色見ているわけで、これじゃー松伏町住みたくなっちゃうね。ミネラルウォーターいろはすを飲みながら、ゆっくり散歩。
 帰りには豆富の茂蔵工場直売所に寄る。豆富類は半額なので、超高級湯葉というのを買う。なんともロハスな気分。