野田市主催のオープンサタデークラブ、川間小のバドミントン講座を担当している。
年間15回程度の講座なので、どんどん練習新ネタ入れるより、ある程度ルーティンの方が子ども達は楽しめると思う。でも毎回同じではマンネリになるから、ほんの少し新しいエッセンスを加えることにしている。
では今日は何をエッセンスとするか。
それはその時の参加者顔ぶれ、指導者の様子、天候等で決まるから事前に準備することはしない。仮に事前準備したとして、大抵その時はその場の空気に合わないことが多く、指導空振りで終わりやすい。だから全員整列して始まりの挨拶している最中に「今日何いれようか」と頭の裏側でグルグル考えたり、行き当たりばったり新ネタ入れたりする。
今日は参加状況にかかわらずやることが二つも決まっている。
一つ目は、1月末に行われた野田市小中学生バドミントン大会に出場した子の結果発表と表彰をする。
そしてもう一つは、みんなにパンを配ること。
パンを配るって。
オープンサタデークラブ川間小バドミントン講座が、千葉県教育庁による「企業と連携した子供応援事業」モデル教室になった。 平成28年~30年度の3年間、企業との連携の仕組みについて、地域の実態に応じた試行が行われということで、今年度は2/4と2/18に、地元企業パスコのパンが参加者全員に配られることとなった。
朝8時過ぎた頃にパスコにパンを受け取りに行った。
初めてパスコの門を入った。
出勤の人たちがぞろぞろ入るのと一緒に門をくぐった。
すでにパンは準備されていて、守衛さんと一緒に車に積んだ。一瞬、車に積みきれるか?思うほどのボリューム。箱にどさっと入ったパンが渡されるのかと思ったら、一つのトレーに10個程度がつぶれないようにとていねいに並べられていて、トレーの10枚ほどの量だった。
パンはできたてと見え、ほんわか湯気が立っていた。
川間小体育館に到着すると、すでに何人かの子供が来ていて、
「今日、パンもらえるんだよね?」
って駆け寄ってきた。
パンはどこにあるんだ、見せてくれとまとわりついてきた。
事前に各家庭にパン配布連絡が届いているから、子ども達は今日パンが配られることは知っている。
この調子では、配り方を失敗すると奪い合いになるかもしれない。
以前川間ジュニアをやっていたときに、子ども達にバナナを配ろうとしたら、大きなバナナの房を持ったわたしは子ども達に一斉に群がられ、バナナとともにもみくちゃになったことがある。
そうならないよう、事前準備が必要だなと思う。
市民大会の表彰を終え、
「今日はもう一つお知らせがあります」
というと、
「パンでしょ」
「パンもらえるんでしょ」
とあちらこちらから、パン、パンと声が上がり、終いにはパーン、パーンと声を合わせ始める。
子ども達の期待感、ハンパない。
これはいよいよ配り方考えないと、大混乱の図!とこちらは警戒モード。
千葉県や野田市の担当者の方が、会場視察を兼ねてみえた。
今日のパン配布を子ども達に説明する文言を、
「近くの工場のパスコさんが、子ども達のことを応援するためにパンを用意してくれました」
と説明するつもりですが合っていますか? と県担当者に確認すると、
「いいですね。とてもわかりやすいです。応援という言葉がいいですね」
視察の人がいるのに、練習が始まると子ども達は周囲の状況は全く目に入らないと見えいつも通りの練習が始まった。終盤パン準備で会場抜け出したりしているのに、子ども達は大人の動きには頓着していない様子。
しめしめと思いながらこっそりパンを準備する。
車から運び出す際気づいたが、用意されたのは3種類。チョコ、ミルク、クリーム系。これはチョコ人気だろうな。チョコは先着順ということになりそうだね。
・最初に用意されている3種類を子ども達に見せ、事前に選択しておいてもらうこと。
・子供が直接とるのではなく、スタッフが希望のパンを手渡すこと。
・パンと一緒に県が用意したアンケートを配ること。
このような段取りを決めた。
終わりの挨拶の頃にはみなそわそわし始めた。
戸口に山盛りになっているパンを見ている。
「一列になって順番に受け取ろう」
というと、
「1年生からでしょ?」
と大きい子が言う。
そして「チョコはなくなるな・・・・・・」とつぶやく。
きちんと説明したし、1列を作ったから、バナナ争奪戦のような地獄絵図は再現せず、とても和気あいあいと、ルンルンと、ワーワーと、なんていうか超ハッピーに全ての参加者にパンを手渡すイベントは終了した。
何かもらえるって、とっても嬉しいことなんだなって思う。
子ども達はすぐに帰らず、体育館で車座になっておしゃべりしていた。
パンは途中で食べたりせず家に帰って食べることと事前にプリントで説明されているから、その場で食べ始める子はいなかったが、皆嬉しそうにおしゃべりしている。
終了後パスコにケースを返しに行き、家に戻る。
交差点でさっきまでサタデークラブにいた女の子発見。
手にパンとアンケート用紙持っている。
一旦自宅に戻り荷物を置いて、パンとアンケート用紙持って近所のおばあちゃんちに行くんだな、と勝手に想像する。
交差点を通るとき運転するこちらに気づいたその子は、「あっ」て顔で、パンを持っている手を挙げた。
スタッフも全員一つずつ好きなパンを受け取り、何かみんなほんわかした気持ちになった。
年間15回程度の講座なので、どんどん練習新ネタ入れるより、ある程度ルーティンの方が子ども達は楽しめると思う。でも毎回同じではマンネリになるから、ほんの少し新しいエッセンスを加えることにしている。
では今日は何をエッセンスとするか。
それはその時の参加者顔ぶれ、指導者の様子、天候等で決まるから事前に準備することはしない。仮に事前準備したとして、大抵その時はその場の空気に合わないことが多く、指導空振りで終わりやすい。だから全員整列して始まりの挨拶している最中に「今日何いれようか」と頭の裏側でグルグル考えたり、行き当たりばったり新ネタ入れたりする。
今日は参加状況にかかわらずやることが二つも決まっている。
一つ目は、1月末に行われた野田市小中学生バドミントン大会に出場した子の結果発表と表彰をする。
そしてもう一つは、みんなにパンを配ること。
パンを配るって。
オープンサタデークラブ川間小バドミントン講座が、千葉県教育庁による「企業と連携した子供応援事業」モデル教室になった。 平成28年~30年度の3年間、企業との連携の仕組みについて、地域の実態に応じた試行が行われということで、今年度は2/4と2/18に、地元企業パスコのパンが参加者全員に配られることとなった。
朝8時過ぎた頃にパスコにパンを受け取りに行った。
初めてパスコの門を入った。
出勤の人たちがぞろぞろ入るのと一緒に門をくぐった。
すでにパンは準備されていて、守衛さんと一緒に車に積んだ。一瞬、車に積みきれるか?思うほどのボリューム。箱にどさっと入ったパンが渡されるのかと思ったら、一つのトレーに10個程度がつぶれないようにとていねいに並べられていて、トレーの10枚ほどの量だった。
パンはできたてと見え、ほんわか湯気が立っていた。
川間小体育館に到着すると、すでに何人かの子供が来ていて、
「今日、パンもらえるんだよね?」
って駆け寄ってきた。
パンはどこにあるんだ、見せてくれとまとわりついてきた。
事前に各家庭にパン配布連絡が届いているから、子ども達は今日パンが配られることは知っている。
この調子では、配り方を失敗すると奪い合いになるかもしれない。
以前川間ジュニアをやっていたときに、子ども達にバナナを配ろうとしたら、大きなバナナの房を持ったわたしは子ども達に一斉に群がられ、バナナとともにもみくちゃになったことがある。
そうならないよう、事前準備が必要だなと思う。
市民大会の表彰を終え、
「今日はもう一つお知らせがあります」
というと、
「パンでしょ」
「パンもらえるんでしょ」
とあちらこちらから、パン、パンと声が上がり、終いにはパーン、パーンと声を合わせ始める。
子ども達の期待感、ハンパない。
これはいよいよ配り方考えないと、大混乱の図!とこちらは警戒モード。
千葉県や野田市の担当者の方が、会場視察を兼ねてみえた。
今日のパン配布を子ども達に説明する文言を、
「近くの工場のパスコさんが、子ども達のことを応援するためにパンを用意してくれました」
と説明するつもりですが合っていますか? と県担当者に確認すると、
「いいですね。とてもわかりやすいです。応援という言葉がいいですね」
視察の人がいるのに、練習が始まると子ども達は周囲の状況は全く目に入らないと見えいつも通りの練習が始まった。終盤パン準備で会場抜け出したりしているのに、子ども達は大人の動きには頓着していない様子。
しめしめと思いながらこっそりパンを準備する。
車から運び出す際気づいたが、用意されたのは3種類。チョコ、ミルク、クリーム系。これはチョコ人気だろうな。チョコは先着順ということになりそうだね。
・最初に用意されている3種類を子ども達に見せ、事前に選択しておいてもらうこと。
・子供が直接とるのではなく、スタッフが希望のパンを手渡すこと。
・パンと一緒に県が用意したアンケートを配ること。
このような段取りを決めた。
終わりの挨拶の頃にはみなそわそわし始めた。
戸口に山盛りになっているパンを見ている。
「一列になって順番に受け取ろう」
というと、
「1年生からでしょ?」
と大きい子が言う。
そして「チョコはなくなるな・・・・・・」とつぶやく。
きちんと説明したし、1列を作ったから、バナナ争奪戦のような地獄絵図は再現せず、とても和気あいあいと、ルンルンと、ワーワーと、なんていうか超ハッピーに全ての参加者にパンを手渡すイベントは終了した。
何かもらえるって、とっても嬉しいことなんだなって思う。
子ども達はすぐに帰らず、体育館で車座になっておしゃべりしていた。
パンは途中で食べたりせず家に帰って食べることと事前にプリントで説明されているから、その場で食べ始める子はいなかったが、皆嬉しそうにおしゃべりしている。
終了後パスコにケースを返しに行き、家に戻る。
交差点でさっきまでサタデークラブにいた女の子発見。
手にパンとアンケート用紙持っている。
一旦自宅に戻り荷物を置いて、パンとアンケート用紙持って近所のおばあちゃんちに行くんだな、と勝手に想像する。
交差点を通るとき運転するこちらに気づいたその子は、「あっ」て顔で、パンを持っている手を挙げた。
スタッフも全員一つずつ好きなパンを受け取り、何かみんなほんわかした気持ちになった。