バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

遊び場としてのオープンサタデークラブ

2016-06-18 19:41:09 | 野田市オープンサタデークラブ


サタクラがある週の始まりに登録スタッフに出席を伺う。
と、今週は皆さん都合が悪くスタッフが集まらない。
出席できるのは自分の他はあと一人。60人ほどの小学生相手に二人でやる?どうする。
あちこち声かけて人集める?
それとも、教育委員会に連絡して中止にする?

最初に子ども達に話そう。今日はスタッフが足りないからいつものような練習はできない。みんなで協力して安全に練習できるように、としっかり話をしよう思う。何年も通っている子がいるから、最初にきちんと話せば何とかなるような気がする。


いつもより早く会場に行くと、すでにもう一人のスタッフが来てネットを張っていてくれた。子ども達の出足は早い。久しぶりの子もやってきた。中学生もやってきた。いつも通り、いやそれ以上の出席数になりそう。
仕事を工面してもう一人のスタッフが駆けつけてくれ、大人は3人になった。

ぞうきんがけを終え,始まりの挨拶の前に座ってもらった。
「今日はいつもと違うよ」と切り出すと、「コーチが少なーい」と子ども達から声が上がる。
これから何を話すのか子ども達は感づいているみたい。
「その通り。コーチが少ないからいつも通りの練習できないよ。どうしたらいい?」
と子ども達に聞く。
「大きい子と小さい子がペアになればいいと思います」と高学年から優等生の発言があがる。
この子は大人が期待する答えをなぞった感あり。
それを聞いて「えー、やだー」とは口に出さねど、目の前の子は嫌だという表情をした。
そうだよね。羽打ちたくて来たんだもんね。小さい子の面倒見るために来たんじゃないよね。
どうしようか?ともう一度みんなに聞くと、「じぶんたちでやる!」と低学年が断言した。
そうか、じゃ自分たちだけで練習してみようと練習開始。


あえてどのグループにも入らず様子を見ていると、打つ順番が決まらず練習始まらないグループ。何やるか決まらないグループ。「どうした?」と声をかけると、「だいじょうぶ、だいじょーぶ」とちびっ子が声を張り上げる。

そうやって2時間の練習が終わった。
たまにはこういう日があってもいいのかもしれない。

帰り際に、「コーチって教育委員会の人なの?土曜授業なくして下さい」と二人組がにじり寄ってきた。土曜授業あると遊ぶ日が少なくなってしまう、というのだ。

この子達にとってサタデークラブは「遊び場」か?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。